異なるアクセントと会話の壁を乗り越えるまで
伊藤たいよう(広島大学/ )
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- マンチェスター大学
- イギリス
- マンチェスター
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学当初、フラットメイトとの会話にうまく入れないことが大きな課題でした。個別の会話では問題なく意思疎通ができても、8人全員が集まり、イギリス各地や他の国のアクセントが入り混じると、一気に聞き取るのが難しくなりました。さらに、話題が自分の知らない文化やジョークに及ぶと、ますます会話についていけず、相槌を打つだけで終わってしまうことも多々ありました。最初は「会話を遮るのは失礼ではないか」「聞き返すのは迷惑ではないか」と遠慮していましたが、このままでは関係を築くことができないと思い、思い切って「今の話、どういう意味?」「もう一度言ってくれる?」と積極的に聞き返すようにしました。すると、相手も快く説明してくれ、少しずつ会話に参加できるようになりました。この経験を通じて、完璧に理解できなくても積極的に会話に飛び込むことの大切さを学びました。また、「自分が話についていけないのは英語力の問題ではなく、単にその話題を知らないだけのこともある」と気づき、知らないことを恐れずに尋ねる姿勢が身につきました。結果として、会話に入ることへの抵抗が減り、異文化の中でも臆せず発言できるようになったと感じています。
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