フランス語のできなさにホストファミリーを困らせてしまった話

かほ(筑波大学/ 茨城県立竹園高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- モントリオール大学/YMCA Residence
- カナダ
- モントリオール
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学当初はほとんどフランス語初心者、会話もままなりませんでした。そのために、自分の伝えたいことが伝えられずに悔しい場面を幾度となく経験しました。語学クラスでも先生に注意されることが多く凹み、ホームステイ先の家に帰ってもフランス語ばかりで自分の居場所がないと閉塞感を感じて、隠れて一人で泣くこともしばしばありました。更に、せっかくホストファミリーにハイキングやコテージに連れていってもらっても自分の感情や次にしたい行動を伝えられずにいたため、「Kahoがどうしたいのかわからない」「つまらなそう」と言われてしまい、迷惑をかけてしまっていることに気が付きました。そこから私は、間違うことを恐れずにとにかく伝えよう、わからないことは何でも聞いてみようという姿勢を持つよう努めました。また、現地の友達を誘ってカフェでとにかく話す時間を増やしたことで、価値観や考え方を共有できることが楽しくなってゆきました。すると、授業でも少しずつ発言できるようになり、閉塞感や停滞感が徐々に薄くなり始めました。留学の終盤には、留学当初の自分が嘘のように変化し、カナダにも自分の居場所を見出す事ができ、周りの友達にも恵まれて充実した日々を過ごせていました。当初は一緒にいるのが正直苦痛だったホストファミリーとも、最後は別れを惜しんで泣くとは思ってもいませんでした。この経験から、挫折や逆境を乗り越えるには小さなことから現状を変えるための行動を起こし、そして継続させることが大切であると身を持って感じる事ができました。
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