えいちゃん(神戸大学大学院/ 早稲田摂陵高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- 国立台湾大学政治学研究所
- 台湾
- 台北市、台南市、台東県
- 留学テーマ・分野:
- 大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学開始9か月前に本格的に中国語の勉強を始めた私は、渡航前にオンライン中国語会話の授業を受講してある程度中国語に自信を付けて留学を始めたものの、最初は完璧ではない中国語を話すのが恥ずかしかったうえに、あまり何を言っているかも聞き取れず、会話に入っていけず、もどかしい思いをしていました。しかし、それでも留学当初から続けていたことがあり、それは「毎日知らない台湾人に最低1人は声を掛ける」という取り組みでした。もともとの目的は、自分のコンフォートゾーンを飛び出せるようになることだったのですが、この取り組みを通して自然と毎日中国語会話の練習もできており、渡航から1か月経った頃には中国語の間違いも恐れずにどんどん話せるようになっていました。そのタイミングでちょうど国立台湾大学での交換留学が始まったので、とりあえず色々な集まりに顔を出しては喋り続けていました。その中で常に意識していたことが2つあって、1つ目は分からない言葉があればすぐにその場で相手に聞き返して質問するということです。最初は相手もめんどくさそうな顔を見せていましたが、慣れると嫌な顔一つせずに教えてくれるようになっていきました。それに、相手も私もお互いの中国語の特徴(発音、よく使う単語、文章のロジック)が会話を重ねるごとに分かるようになってきて、特に私の中国語は結構デタラメなこともありますが、周囲の人がよく理解してくれました(笑)。
2つ目は、相手が話している単語や表現をそのまま真似して話すことです。やはり、台湾の人々が話す中国語が私にとっての正解であり、台湾人のような中国語を話せるようになりたいと私は考えていたので、とにかくその日友達や街の人々が話していた中国語を、その日分からなかった単語と合わせて、毎日ノートに記して復習していました。私にとっては、この地道な努力が一番効果的だったのではないかと思っています。