朝ごはん

古野源也( 山形県立鶴岡南高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- ILSC Sydney
- オーストラリア
- シドニー
- 留学テーマ・分野:
- 短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
オーストラリア・シドニーでの生活は、ある程度経済が発展している国の首都ということもあり、特段不便を感じることはほとんどありませんでした。 しかし、「日本以外の国の文化」ということで一つ驚いたことがあります。それは、朝ごはんが出ないことです。僕はホームステイをしたのですが、朝ごはんは、自分で冷蔵庫に入っているパンやハム、ジャムなどを適宜用意して、各自で食べるというスタイルでした。日本では毎日、ご飯、味噌汁、おかず、納豆…といった感じのフルセットの朝ごはんを食べていたので、驚きとともに、朝ごはんのありがたさ、そして家族への感謝を感じました。 僕は、「地元の食文化を発信する」というテーマで留学したのですが、その食文化でもうひとつ驚いたことがあります。それは、食事の内容が肉とご飯またはパンがほとんどで、野菜が極端に少ないということです(日本のお弁当にも当てはまるかもしれませんが)。先ほど述べたように、朝食は基本的にパンとハムです。夕食は、ごはんとお肉中心の主菜が一品。生まれて初めて、お通じにも悩みました。 そこで、昼食を工夫することにしました。語学学校の隣に大きなスーパーマーケットがあったので、昼食は毎日そこで買っていました。2週目あたりから、海藻サラダを食べ始めたところ、なんと便秘がすぐに改善しました!野菜、そして食物繊維の大切さを改めて強く実感した旅でもありました。 “When in Rome, do as the Romans do. (郷に行っては郷に従え)” という言葉があるように、海外に行ったらその国の文化を受け入れる(accept)ことはとても大切だと思います。しかし、例えば食事は、自分の健康に直結するもの。何か困ったことがあったら、適当な解決策を考え、実行していく力も重要なのではないでしょうか。
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