求められる言語力(英語圏では英語力)に応じた効果的な勉強
しょーた(広島大学/ 岡山県立高梁高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- オークランド大学大学院
- ニュージーランド
- オークランド
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
英語圏に留学するなら事前に英語力を上げることが大切なのは言うまでもない。しかしペラペラ話す力をつけたいなど、漠然とした目標だと非効率的になりかねない。少なくとも4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の中でどの力が留学生活で求められているかということに関してはしっかり考えておく必要があるだろう。例えば現地の人達にインタビューをするなどフィールドワーク中心の留学であれば、リスニングやスピーキングに力を入れるのが大切だし、論文や課題図書を読んでレポートを書くのであればリーディングやライティングの力が会話力以上に求められるかもしれない。自分の留学のビジョンを明確に抱く過程で、まずはどの技能が求められているかについて認識しておくことが事前準備の段階では必須だ。私の留学経験を踏まえ、特に強調したいのはリーディングとライティング(特にリーディング)である。私は大学院の授業を受講したが、学部の授業であっても大学院の授業であっても、一般的に海外の大学で授業を受けるのであれば、圧倒的なリーディングの宿題が課されることが多い。私の場合は1回の授業について30ページの英語論文を3つ読むこともあった。日本の大学とは比較にならないほどの分量でしかもそれがすべて英語であることを考えると、確かなリーディング力を日本にいるときにつけておくことが大学で授業を受ける際の必須条件と言えるだろう。またテストよりレポート提出が多いことを踏まえると、まとまった英語の文章を書く力が成績に直結する。幸いなことにネット環境さえ整っていれば、留学先で学ぶ分野について本や論文を事前に読むことは日本にいても十分可能である。確かなリーディング力はそれ以外の技能にも影響を及ぼすので、留学前に英語で文章を読む習慣を少しでも身につけておくことが、充実した留学生活につながるということを今回の留学を通して学んだ。
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