MISAKO(広島大学/ 広島県立広島高等学校)
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
-
- ミネソタ大学
- アメリカ合衆国
- ミネソタ州ミネアポリス
- 留学テーマ・分野:
- 大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
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焦らず、周りの人に頼ってみる
ボランティアは現地の人や長期間の留学生が良く知っています。最初はいろいろしなきゃと思って焦ってしまうけど、まずは慣れてから次の行動に移すことが大事だと思います。探すときは現地でできた人脈を使って見つけましょう。
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自分に合ったボランティア

私は語学の勉強よりも、海外の動物に触れあいたいという希望があったので、国際ボランティアを選択して、生物保護を行うことに決めました。海外で行うことで、外国人とのコミュニケーションも兼ねることができます。ただ問題は、どんな国に行こうか決めていないことです。自然豊かな国に行こうとは思っていましたが、漠然としていました。そこで私はエージェントを探しました。見つかったのがプロジェクトアブロードでした。東京で行われた壮行会で聞いてみると、多くの人が利用しているのがわかりました。メキシコは確かにたくさんの予防接種が必要ですが、それ分安心して生物とかかわれるというものです。高校生スペシャルという日にちもカリキュラムも決められているものがあったのですが、私は自分で行く日取りを決めて行いました。だから、本当にすべてが私向けのプランで留学できたということです。
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現地になれるまで

途上国は、環境が日本と完全に違いますーーーーー水道水は勿論飲めないし、インターネットも日本ほど速くない。思っていた以上に、この環境に適応するのは大変でした。それに加えて、言語の壁も立ちはだかりました。当時は英語があまり上手ではなかったので、ボランティア仲間の話に入っていくことができず、孤独に感じることも多々ありました。これらの『違い』が僕に重くのしかかりました。コンフォートゾーンという考え方があります。自分が快適に思えるゾーンをとびだして初めて成長できる、ということですが、このときの僕は、まさにコンフォートゾーンの外側でした。さて、こんな時にどうするのか。答えは一つです。その環境をコンフォートゾーンにするしかありません。例えば、ボランティア仲間に積極的に話しかける。このような小さな努力の積み重ねが、環境への慣れを容易にしてくれました。違う環境なので、絶対に『現地になれる』というフェーズは必要になります。ただ、どれほど時間がかかるかについては、自分の積極性次第で大きくかわります。海外に留学するということは、こういった面で積極性を磨く手助けをしてくれるのだと思います。
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実践活動先が不安な時
出発する前に留学内容とあったボランティア先なりインターン先を見つけたいと思っていたが、まず何から始めていいのか見当がつかなかった。そこでまず周りにいるフィンランドにゆかりの或る人達に話を聞いて回り状況を把握した。そのあとは弾みがついたのか人が人を紹介してくれてすこしずつ情報が集まるようになった。実際に選んだ活動先は一つなので多くの情報は知って終わりとなってしまったが、それだけ動いたということが自信となった。
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日本語を教える難しさ

語学講師としての務めは、学生の語学力を引き上げる重い責任や言葉の壁に何度も何度も悩みました。 特に大学で日本語を教える際は、メキシコでは日本語が非常に難しいため、授業を受け始めても途中で辞めしまう学生が多くいました。私は、再度学ぶ意欲を取り戻してもらうために声をかけ続け、3つの工夫を凝らしました。 1.毎回1.5時間の授業を行うために7時間の事前準備を繰り返し、学生が興味を持っていた日本の文化や国民性についても語り合える双方向の授業を考える。 2.日本に留学した経験のあるメキシコ人の学生に日本の魅力を話してもらうことにより、学生のやる気を喚起する。 3.食堂などで学生の輪に積極的に入って行き、語学を学ぶことを途中で諦めてしまった学生とも関係を築く。(時に日本食を持っていく) 最後の授業で感謝の言葉をもらった時は涙が出る程嬉しかったです!
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「情けは人の為ならず」精神
孤児院での活動時、無邪気に目をキラキラさせ楽しむ子ども達といると、彼らのバックグラウンドを忘れてしまいがちでした。しかしお話を聞くと、彼らが中学生になる頃に、親が労働力として孤児院から連れて帰ることもあるそうです。私の滞在時の思い出は彼らの中に残ってくれるかもませんが、本当の「支援」とは何かを考えさせられました。特に外国人が、新興国の現状に問題意識をもち、熱意をもってNGOを設立したものの、その後の引継ぎをしっかりしないまま現地の人に投げてしまうことで、うまく機能しなくなってしまう前例もあるようです。副職で収入を安定させている現地の方にとって、「よそ者」の「善意」に基づく活動は合理的ではないのかもしれません。できる人が、無理なく続けていける人材育成の形態を、様々な立場の方へのインタビューを通して、多角的に探究してみたいと考えるようになりました。
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