留学内容
「誰もがどこにいても笑顔で暮らせる社会をつくるー戦争の歴史と経験者から学ぶ真の平和構築のカタチー」をテーマに留学しました。
留学先の大学での学びに加え、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館でのインターン・複数回にわたってのウクライナの子供達が通う小学校への訪問を通して、平和について理論と実践の両面から考えました。現地での学びを通して、戦争の社会をつくることは不可能でないと再認識し、今後も世界平和に向けて行動していく決意を改めることができました。
最終更新日:2025年10月23日 初回執筆日:2025年10月23日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
「誰もがどこにいても笑顔で暮らせる社会をつくるー戦争の歴史と経験者から学ぶ真の平和構築のカタチー」をテーマに留学しました。
留学先の大学での学びに加え、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館でのインターン・複数回にわたってのウクライナの子供達が通う小学校への訪問を通して、平和について理論と実践の両面から考えました。現地での学びを通して、戦争の社会をつくることは不可能でないと再認識し、今後も世界平和に向けて行動していく決意を改めることができました。
高校時代に貧困問題について調べた際、私が今まで毎日ご飯を食べたり学校に行っていたことは全く当たり前でないと知ったからです。学べば学ぶほど、環境のせいでチャンスを得られない、挑戦したくてもできない状況にいる人達を助けたいという想いが強くなり、大学時代は国際平和学を学び、留学を決意しました。
法哲学やEUのアイデンティティなどに関する大学の授業に加え、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館やJCC Krakowでのボランティア活動、ウクライナの子供達が通う小学校で日本文化紹介活動などを行いました。ウクライナの子供達の笑顔とハグは一生忘れません!戦争の最大の被害者である彼らの未来を守るため、また、二度と同じような被害者がでないためにも、戦争の悲惨さをもっとたくさんの人に伝えていきたいです。
何があっても何とかなる!と信じられる力
大変なことや、もう諦めたいと思ったことは何度も何度もありました。しかしその度に、絶対何とかなる!と言い聞かせ、挑戦をし続けた結果、想像していた以上の結果と成長を得ることができました。物事を悲観的になりすぎずポジティブにとらえ、何事にも挑戦してみる、行動し続けることが一番大事だと学び、今も積極的に新しいことに挑戦しています!新しい世界に飛び込む度に新しい学びがあって、最高に楽しいです!
ポーランドに留学して、日本には無い良さをたくさん学びました。特に印象に残ったのは、どんなに大変な状況であっても主体的に、前向きに物事に取り組んでいる姿です。また、ウクライナの子供達と出会った経験を通じて、一人一人に寄り添った支援ができるようになりたいと思いました。そのため、将来は一人一人の可能性を引き出したり、挑戦を後押しできるような仕事をしたいと思っています。
2024年
9月~
2025年
6月
・Jagiellonian Universityでの授業(2024年10月~2025年6月)
2セメスター、大学で法哲学やホロコースト、EUのアイデンティティに関する授業を受けました。
・アウシュビッツ・ビルケナウ博物館でのボランティア(2024年11月~2025年5月)
アーカイブ部門に所属し、ホロコースト犠牲者の情報をパソコンに移す作業をメインで行っていました。また、アウシュビッツ・ビルケナウ博物館には5回訪問し、複数回ツアーに参加したり、友達のガイドをしたりしました。
・JCC Krakowでのボランティア(2024年11月~2025年6月)
ユダヤ人の未来に向けて、ユダヤ人に向けてサポートを行っている団体です。ユダヤ人伝統の、金曜日に行われるShabbat Dinnerの参加や、ユダヤ語の勉強をする子供達のサポート、年に1回行われるイベントの運営サポート等を行いました。
・住居(大学の寮)
留学中は大学の寮に滞在していました。Jagiellonian Universityの寮は複数あり、寮によって少しずつ異なりますが、私が住んでいたのはPiastという寮です。基本的に二人部屋で、各部屋にシャワーとトイレ、冷蔵庫がついています。キッチンは1つの階に2こあって、大体50人くらいと共用します。また、洗濯は毎回フロントで予約して、地下I階にある洗濯機を使用します。少し不便なこともありましたが、最低限の生活は問題なくできます。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 40,000 円 |
なんといっても、最大の学びは「国籍や人種に関係なく、共生は可能である」と確信できたことです。私が生活していたポーランドのクラクフには、ポーランド人・ロシア人・ウクライナ人・ユダヤ人をはじめとした、様々な人が共生しています。そこに、あなたの国は戦争の被害者だから、加害者だから、などとレッテルを貼る人はおらず、皆一人の「人」として、お互いに助け合いながら生きています。私自身も、何度も見知らぬ人に助けてもらいました。駅でどこにいけば良いか迷っていると声をかけてくれる人がいたり、ベンチに座って一人でいると「大丈夫?」と声をかけてくれたり。友達だけでなく、知らない人でも、困っている人が目の前にいたら助ける、の精神が一人一人に備わっているなと思いました。そんな素敵な街で10ヶ月間過ごした日々は私の宝物です。人々が共生し、一緒に手を取り合って生きていける、クラクフでの生活が世界中に広がることを願い、その実現に向けて今後も挑戦を続けていきます!
また、ヨーロッパで過ごしたからこそ、他の国にも簡単にいくことができ、たくさんの学びを得ることができました。
さらに、留学で出会った新しい友達、世界中の友達との再会はとても感慨深く、今でも連絡を取り合う仲です!
ポーランドは公用語が英語でない、かつ留学先として有名な国でもないため、ボランティア先を探し出すにも一苦労します。私自身、ボランティア先に最初にメールをしてから、約3ヶ月間まったく良い返事をもらえませんでした。途方にくれた結果、現地にいる日本人にとにかくやりたいことを伝え続け、複数団体でのボランティア活動やウクライナの子供達と出会うことができました。平和・戦争・国際関係でポーランドに留学している方は、museumでのボランティアもおすすめします。各美術館の公式HPから、ボランティアを募集していないか探してみて下さい。また、在住日本人が少ない分、日本人コミュニティは比較的活発だな印象です。Facebookにポーランドの日本人コミュニティがあるので、確認してみると良いと思います。