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みずき

出身・在学高校:
神奈川県立希望ケ丘高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2025年05月02日 初回執筆日:2025年05月02日

医療×戦争〜平和な世界を目指して〜

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルブリン医科大学
  • ポーランド
  • ルブリン
留学期間:
2週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 560,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

こんにちは!
2024年8月に2週間留学したみずきです。
私の留学内容は大きく二つあります。

①戦争と平和
第二次世界大戦時にナチスドイツの被害を受けたポーランドで、当時の状況について学びました。また、現地の人が戦争や平和についてどのように考えているのか実際に聞いて、ポーランドの人々の視点から平和実現のヒントを模索しました。

②医療
日本の大学と比べて実践型の医療を学べるルブリン医科大学で行われるメディカルキャンプに参加し、CPR&AEDや医者と患者のコミュニケーションの取り方の授業などを受けることでどんな場面でも通用する医療について学びました。

留学の動機

私は幼い頃から医療に関心がありました。また、中学の修学旅行をきっかけに平和や戦争についても興味を持ち、高校では高校生一万人署名活動に参加しました。その中で戦争の悲惨さを学び、医療を通じて平和に貢献したいと考えるようになりました。そこで、戦争が起きている地域などで役立つ医療を学び、さまざまな視点から戦争や平和について理解を深めることで、平和な世界の実現に少しでも貢献したいと思い、留学を決意しました。

成果

私は実践的な医療を学ぶことで、座学と実習の違いと実習の大切さについて学びました。特に医療の現場では自分が作業をするため、頭だけではなく体が覚える必要があると気づきました。また、戦争と平和についてはアンケートや学習を通して日本とポーランドの価値観の共通点、相違点を学びました。そして、世界で起きている戦争をなくすには、コミュニケーションをとって異なる価値観を認め合うことが大切だと学びました。

ついた力

プラス思考力

私はネガティブに考えてしまうことが多い性格であるため、留学では様々なハプニングに見舞われ、心が折れそうになることもたくさんありました。しかし、留学という限られた時間のなかで沢山のことを学びたいという思いから少し考え方を変え、ポジティブに考えることで沢山の学びを得たり、学びのチャンスを得ることが出来ました。

今後の展望

私は今まで医師として戦争で傷ついた人たちを助けたいと考えていましたが、留学を通して人々が傷ついている原因である戦争をなくしたいと強く感じるとともに、国によって人々の考え方は全く異なるということに気が付き、様々な人の考え方や価値観を通して平和のあり方について考えていきたいと思うようになりました。

留学スケジュール

2024年
8月~
2024年
8月

ポーランド(ルブリン)

ルブリンではルブリン医科大学のメディカルキャンプに参加し、医療を学びました。具体的にはCPRの授業を通してBLSプロバイダーの資格を取ったり、注射の仕方を学んだり、患者とのコミュニケーション学を学んだりしました。また、授業がない自由時間には公園などに行って戦争と平和についてのアンケートを取りに行きました。休日は授業がないため、ワルシャワやクラクフなどへ旅行に行きました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

採血の実習の様子。
CPR(心肺蘇生法)の授業の様子。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

海外経験がほとんどない私ですが、今回の留学で驚いたことがあります。
それは、“挨拶”です。
日本では知らない人に挨拶をすると不審に思われてしまうかもしれません。ですが、留学先ではすれ違っただけで挨拶をしてくれたり、話しかけたりしてくれます。ポーランドの方々はとても心温かい方々なので私はとても気持ち良く過ごすことができ、ポーランドが大好きになりました。
挨拶はコミュニケーションのきっかけになるので、留学先では皆さんも挨拶することを心がけてみてください!

川辺の芝生に座って道行く人に挨拶をしていました。

必要なのは“気合い”だけ!!

  • 語学力 : その他の言語

私は人とコミュニケーションをとることがとても苦手です。そんな私が、留学生活の中で最も不安だった「言語」の問題をどうやって乗り越えたのかを書いていこうと思います。

私の留学先はポーランドで、主にポーランド語が使われています。人によっては、ドイツ語やウクライナ語を使うこともあるようです。

私は「ただでさえ英語でうまく話せないのに、他の言語なんて無理!!」と思っていました。でも、実際に留学を経験してみて、「無理じゃない」ということが分かりました。

実際、私がポーランドで使ったポーランド語は「こんにちは」「ありがとう」「日本」だけです!(笑)
それだけで、スーパーで買い物をしたり、郵便局でポストカードを送ったり、インタビューをしたりすることができました。

いちばん大事なのは、「会話をしようとする姿勢」、つまり「気合い」だと思います。私が話そうとすると、ポーランドの人たちはいつも耳を傾けようとしてくれました。

言葉の壁は、思っているほど大きな障害ではありません。私ほど少ない単語で留学生活を送った人は、なかなかいないと思います。それでも生活もコミュニケーションもなんとかなったので、安心してください!

話そうとする気持ちがあれば、きっと聞いてくれる人はいます。だから、勇気を持って話しかけてみてください。

そして、日本でのあなたを知っている人は、留学先にはいません。だからこそ、自分の殻を破って、たくさんの人とコミュニケーションをとる自分になりましょう!

郵便局で出したポストカード。

留学前にやっておけばよかったこと

私が留学前にやっておくべきだと思ったことは、現地の言葉の学習と英語の学習です。
なんとか乗り切ったとはいえ、話の内容が理解できなかったことは多いです。ですが、特に現地の言葉の学習は参考書がないことが多いです。そんなときに私がお勧めするのは Duolingoです。留学が決まったらすぐにDuolingoで現地の言葉の学習を始めましょう。Duolingoをしておけば、日常会話ができるようになります!

留学を勧める・勧めない理由

私は絶対に留学を勧めます!!
留学をすることで様々な人や文化に触れて自分の価値観が変わったり、視野がひらけたりします。留学で得られる価値観や視点は自分の考えをより深いものにしてくれます。そして、それは日本にいるだけでは絶対に得られないものであり、かけがえのないものです。留学は、自分と異なる立場の方と生活することで異なる視点で考えるきっかけになるため、自分の考えが変わることに繋がるはずです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は人生を変えるほどの大きな学びの機会です。ただし、学びは自分が意識しなければ、ただの経験で終わってしまいます。留学は旅行ではありません。「何のために留学するのか」を忘れず、目的を持って行動してください。そして是非、自分が満足できる、実りある留学にしてください!