留学内容
アメリカ最高峰の医学部の一つであるコーネル大学医科大学院に留学し、将来的にアメリカで医師をするために必要な基盤を作ることを目標にしました。まずは、コーネルでのパフォーマンスを最大限にするために渡米直後にアメリカ医師国家試験対策予備校の短期コースに通い、診療手技などを身につける授業を受けました。3日間のコースで準備を整えたのちに、コーネルでの留学がスタートし、実際に医師とともに患者の治療を行うエレクティブ(=臨床実習、病院実習をする医学生)として腎臓内科で研修をしてきました。私が配属された腎臓内科コンサルティングチームは医師4人、医学生2人で構成され、院内のすべての部門から腎臓や血圧、電解質に関する問題についてコンサル(=相談)を受け、治療を行うのが任務でした。学生とはいえ与えられる責任は大きなもので、自分の判断が患者を救うという達成感と共に、もし失敗したら・・・という不安も常に付きまといました。
実は当初感染症内科での研修を希望していましたが、実際には腎臓内科に配属されました。しかしながら、感染症に関するセミナーに参加できたり、研究の一部も経験できたりと当初の希望に関係なくとても充実した留学でした。