ありす

出身・在学高校:
佐伯鶴城高等学校
出身・在学校:
大分大学
出身・在学学部学科:
教育学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2026年03月09日 初回執筆日:2026年03月09日

2か国で多様性教育の調査!

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • QMUNITY(カナダ)・förskolan Viken(スウェーデン)
  • カナダ・スウェーデン
  • バンクーバー・ストックホルム
留学期間:
10か月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,950,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私の留学テーマは「教育現場に多様性を根付かせる方法の探究」です。計10か月間、カナダ・バンクーバーのQMUNITYで6か月、スウェーデン・ストックホルムの幼稚園förskolan Vikenで4か月活動しました。QMUNITYでは主にyouth drop inという活動に関わり、マイノリティ支援や安心できる居場所づくりの実践を学びました。スウェーデンではジェンダーステレオタイプを生まない保育実践を学び、教員と議論を重ねました。その結果、多様性は理念だけでなく、日常の言葉かけや環境設定の積み重ねによって根付くことを実感しました。

留学の動機

小学生の頃、LGBTQの友人が誰にも相談できず、自分らしさを出せずに苦しむ姿を見ました。当時の私は知識もなく、支えられなかったことに無力感を抱きました。大学での教育実習でも、学校現場におけるマイノリティ支援の課題や、性別による役割意識が残る現状を知りました。誰もが自分らしくいられる教育を実現したいと考え、留学を志しました。

成果

カナダの小学校で、これまで女の子として通っていた児童が男の子として過ごしたいと意思を示した事例を知りました。友達は「かっこいい」と自然に受け入れ、教員も本人と話し合いトイレは望む方を使用することになったそうです。子どもの意思を尊重する姿勢が当たり前にある環境に衝撃を受けました。さらに教員向け多様性ワークショップに参加し、教育における姿勢の重要性を学びました。

ついた力

肯定的受容力

私のいう肯定的受容力とは、想定外の出来事を失敗と捉えるのではなく、成長の機会として前向きに受け止める力です。留学中は計画通りに活動できないことが多く、準備していた内容が実施できない日もありました。悔しさや戸惑いを感じながらも、状況を受け入れ、その中でできることを探す姿勢を身につけました。

今後の展望

留学で得た学びを日本の教育現場に還元したいと考えています。復学後は教育実習に真摯に取り組み、多様性を尊重する実践を自ら模索します。また、卒業論文では留学で得た知見をもとに、教育現場における多様性の在り方を研究したいと考えています。卒業後は教員として現場に立ち、誰もが自分らしくいられる学級づくりを実践していきたいです。

留学スケジュール

2025年
3月~
2025年
8月

カナダ(バンクーバー)

【カナダ(6か月)】
バンクーバーのQMUNITYで週4日、ボランティアとして活動しました。プログラム運営補助やイベント準備、参加者対応を担当し、スタッフや当事者の方々と日常的に関わりました。参加者一人ひとりの話に丁寧に耳を傾ける姿勢や、安心できる空間をつくるための言葉かけ・環境配慮を実践を通して学びました。また、バンクーバーのプライドパレードにも参加し、多様性が社会全体で祝福され、可視化されている姿に強い感銘を受けました。さらに、日本文化を紹介するために折り紙や習字のワークショップを企画・実施し、子どもから大人まで幅広い参加者と交流しました。自ら場をつくる経験を通して、文化交流が相互理解を深める力を持つことを実感しました。
住居は、鶏4匹と保護猫5匹を飼うカナダ人家庭でのホームステイでした。半地下の部屋の窓から鶏が歩く姿を眺め、猫が部屋のドアを叩きに来る日常の中で生活しました。家族とはジムやキャンプ、映画、スケートショーにも出かけ、対話を重ねる中で価値観の違いを自然に受け入れる姿勢を学びました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

- 円

項目:娯楽費

10,000 円

youth drop in での活動風景~ペインティング~
youth drop in クッキー作り!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

- 円

項目:娯楽費

10,000 円

2025年
9月~
2025年
12月

スウェーデン(ストックホルム)

【スウェーデン(4か月)】
ストックホルムの幼稚園で保育補助として活動し、子どもたちと日々関わりました。ジェンダーステレオタイプを生まないための言葉かけや絵本選び、遊び環境の設定など、具体的な実践を学びました。担当教員と日本とスウェーデンの教育の違いについて議論を重ね、制度だけでなく教育者一人ひとりの姿勢が子どもの自己肯定感に影響することを実感しました。ここでも折り紙や習字の活動を行い、日本文化を通して子どもたちとの関係を深めました。
住居は個人宅の一室を借りる形で、食事や洗濯をすべて自分で行う生活でした。ホームステイとは異なる自立した環境の中で、主体的に生活を組み立てる力が養われました。
10か月の留学を通して、多様性は特別な理念ではなく、日常の行動や言葉の積み重ねによって育まれるものであると学びました。同時に、文化や環境の違いに柔軟に向き合い、自ら関係を築きにいく姿勢が身につきました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:娯楽費

20,000 円

幼稚園の子どもたちと!
一生懸命習字をするスウェーデンの子どもたち★
ジンジャーブレッドクッキーを作る子どもたち!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:娯楽費

20,000 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

壮行会と事前研修で出会ったと二人のトビタテ生がわたしの留学の大きな支えになりました。壮行会後は留学計画変更に追われた3人であり、それぞれの留学先と日本からビデオ通話を何度もし、近況報告などをしました。私が留学中は二人は既に日本に帰国していましたが、カナダについて1週間でホームシックになった私に、日本からたくさんのお菓子や食べ物を送ってくれました。つらいときはいつでも話そうねと言ってくれたこの二人のおかげで何度も頑張ろうと思いなおせました。全員が帰国後になんと3人で石川県に一泊2日の観光へ行くなど、壮行会で一度しか直接会ったことはないのに、何年も一緒に過ごしてきた友達のような存在になっていることに改めて驚くとともに、これからもこの関係を大切にしていきたいと強く感じました。

各国にいる近況報告中のトビタテ生3人!

この国のことが、とても好きになった瞬間

カナダでを好きになった理由は都市と自然が一体になった街並みと、お世話になったホストファミリーにあります。バンクーバーはダウンタウンにビル群が集まっているもののその周辺にはきれいな海や寝ころべる芝生があるなど、リラックスしながら生活することが容易に想像できる環境がありました。働く人も非常にフレンドリーで移民大国でもあることから、差別も全く感じることなく過ごすことができました。2つ目に鶏4匹と保護猫5匹を飼っているカナダ人のホストファミリーに出会ったことです。毎朝生みたての卵でホストファーザーがスクランブルエッグを作ってくれ、それにカナダ産のメープルシロップをかけて食べるのが幸せなひと時でした。猫に触れたことがなかった私ですが、5匹の猫と過ごすうちにすっかり猫派になっていました。カーリーという雄猫はいつもネズミを捕まえて遊んでおり、そういった刺激的な光景も今では面白い思い出となっています。

ホームステイ先の鶏とねこ!
誕生日にホストファミリーがケーキを作ってくれました★

まさかの習い事を始めました!

カナダに渡航後に「空手」を習い始めました。きっかけはこんなにも日本のことを好きな人が多いのに、私は何も日本の文化のことを知らないのではないかと感じたからです。茶道や武道など様々比較した結果、身体的成長・精神的成長・社会的成長ができる空手を習い始めたいと思うようになりました。すぐにバンクーバー内にあるすべての空手道場へ見学へ行き、最後に行った道場に入ることになりました。空手を始めたのがカナダ滞在残り2か月ということで、ここでは2か月しか練習できませんでしたが、試験に合格し白帯から黄色帯へ進級できました。スウェーデンでも4か月間空手を続け、赤帯へ進級できました。空手を通じてたくさんの素敵な人に出会うことができ、留学生活を語るうえで欠かせない思い出の一つになりました。

空手 in Sweden

現地幼稚園ボランティア受け入れ探し

  • 留学先探し : ボランティア

私は1年前から、スウェーデンの幼稚園のボランティア候補先へいくつか連絡をし、1校から前向きなお話を頂いておりましたが、急に連絡が取れなくなってしまいました。結局受入先が確定したのはカナダ滞在中でスウェーデン渡航の2か月前でした。具体的にはストックホルムにある約500個の幼稚園すべてのホームページを全て確認し、自分が学びたい「多様性」「男女平等」に取り組む学校をひとつずつリストアップし、そのすべての学校、計40校の校長先生と教頭先生にそれぞれメールを送りました。返信を頂けたのは半分ほどで、その中で受け入れ許可を頂けたのは1校のみでした。本当に留学できないかもしれないという危機を感じながら、しかし絶対にこの機会を無駄にしたくないという気持ちだけで、決して効率的とはいえる方法ではありませんでしたが地道に行動しました。

留学前にやっておけばよかったこと

現地で英語以外の言語を使って活動する場合は、その言語を勉強しておくこと。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学を強く勧めます。研究分野が世界規模で学べることはもちろん、語学力向上や人間力向上につながると感じるからです。自分の弱いところを改めて認識したり、ささえてくれるひとのありがたみを再認識したりできるからです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

若いこの時間は今しかないので、ぜひ海外に飛び込んでみてください!