もっちー

出身・在学高校:
出身・在学校:
国際基督教大学
出身・在学学部学科:
教養学部
在籍企業・組織:

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最終更新日:2026年05月08日 初回執筆日:2026年05月08日

フィリピンサバイバル環境分析

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • フィリピン大学ディリマン校化学専攻
  • フィリピン
  • マニラ
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級, TOEFL 89点, IELTS 7.0> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL 103点>

留学内容

私の留学のテーマは、環境汚染物質がフィリピンでどのような影響を与えているのかについて知ることでした。日本でも環境汚染物質は様々な側面で私たちの生活に影響を与えていますが、フィリピンは先進国で消費されるモノの生産地であること、また環境の変動に対して脆弱性の高い地域であることから、日本で研究するのとは全く違う視点が得られるのでは、と考えました。また、便利で快適なぬるま湯のような東京の生活から抜け出し、カオスな世界に自分の身を投じてみたかったのです。正直、これがフィリピンを選択した1番の理由です。留学の計画としては、将来、海外の大学院に留学することを見据えて自分の専攻である化学について英語で土台を作り、大学構内にある研究機関でインターン(ボランティア)をするという2つの軸を中心に立てました。
8月に渡航し学生寮に住み始めましたが、早速大学の授業は台風により中止になり部屋から出られない日々が続いたり、研究機関では留学生だからと分析機器が使えない事態が発覚したりと開始早々トラブル続きでした。そんな中で大きく考えさせられたのは、熱帯の人々の生活習慣や貧富の格差、Halo-Halo(混ぜこぜ)な文化、日本の第二次世界大戦の負の遺産について。自分の研究内容とは全く関係ない分野で沢山の学びが得られました。

留学の動機

卒業までに半数以上の学生が留学をするICUに通う自分にとって留学はとても身近で、もはや当たり前。しかし、映画や写真を通して何度もみた景色であり、現地での暮らしが容易く想像できるような欧米諸国ではなく、全く未知な環境に飛び込んでみたかった!そして化学の専攻科目を履修できる交換留学先、UP Dilimanを選択しました。

成果

1年間の留学を通し、フィリピンという国への理解を深め、東南アジア地域をその歴史と文化の両側面から捉え、またタガログ語と化学とサンプリングのスキルを身に付けることができました。

ついた力

サバイバル力

英語で会話ができるという勘違いから始まった留学。現地の言葉を覚え、部屋にはエアコンがないけれど教室とモールは冷凍庫の生活に馴染み、屋台メシで毎日の夜ご飯を済ませる日々。どんな環境でも人の助けを借りながら生きる力を身につけました。

今後の展望

留学を終えて帰ってきたのは4年生の夏です。そこから卒論を書き、大学院を受験しました。留学前は大学院以降を海外で過ごしたい気持ちが大きかったのですが、フィリピンでの1年間を経て、自分の能力が最大化される環境は日本だと確信したため、結局国内の院に進学することに決めました。今後も環境汚染物質の研究を続ける予定です。可能であれば、博士課程まで進み、将来は国際研究機関で働けたらいいなと考えています。

留学スケジュール

2024年
8月~
2025年
5月

フィリピン(マニラ)

前期(8月から12月)は有機化学、物理化学とフィリピンの芸術や文化に関する授業、後期(1月から5月)は有機化学、無機化学とタガログ語の授業を履修しました。化学の授業はInstitute of Chemistry(化学学部)で行われるのですが、学部全体で留学生は私ひとりでした。UPでの授業は基本的に英語とタガログ語のバイリンガルです。フィリピンの他の大学では授業が全て英語で行われることもしばしばあるそうですが、UPは国立大学であり、国を代表する学生を育てるという大学の強い方針から、タガログ語が重要視されています。そのため、先生によっては授業を全てタガログ語で行う方もおり、フィリピン人の友達に何度も助けられました。
留学中は、Acacia Residence Hallsという寮に住んでいました。UPの学生は寮に住んでいる人がとても多く、校内にはお花や木の名前のついた寮が沢山建っています。アカシア寮は全部で3棟あり、私は留学生やスポーツ選手などが住む棟で生活していました。寮の共有スペースは電子レンジと冷蔵庫とウォーターサーバーで、それぞれの部屋にトイレとシャワー(水のみ)がついていました。エアコンは自分たちでお金を払えば取り付けることが可能でしたが、私は扇風機だけで1年間を乗り越えました。部屋は3人でのシェアルームで、仕切りはなく、何をするにも丸見えなのは少しストレスでした。朝から鶏がコケコッコーと起こしてくれたり、台風の日には部屋から大雨や洪水を眺めたり、料理ができないので冷凍のご飯と味噌汁が毎日の夜ご飯だったことは、今となっては良い思い出です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

8,000 円

生活費:月額

80,000 円

いつもはタガログ語だけど、私のために英語で授業をしてくれた
構内にはヤギとヒツジ?もいる
ココナッツウォーターは薄めたポカリみたいな味
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

8,000 円

生活費:月額

80,000 円

2024年
8月~
2025年
5月

フィリピン(マニラ)

首都のマニラの主要河川やその上流の湖の水質調査をするWater Research and Management Centerにて、10ヶ月間研究の補助をしました。実際にサンプリングに同行させていただく機会にも恵まれ、Pasig River、Markina River、Angat River、Pampanga Riverの4つの川それぞれについて複数箇所でバケツを投げて表層と下層の水を汲みました。水を汲んだら水温や電気伝導度、塩分濃度、アンモニアの含有量などを機械で測定・記録し、容器に入れます。採取した水はクーラーボックスに入れて保管するのですが、移動する車にはエアコンがついていないので、事ある毎にコンビニに寄り、氷のパックを購入して水になったパックと交換していました。沢山のサンプリングを経て、必要な器具の準備から実際の手順、データの記録や移送中のサンプルの取り扱い方など多くのことを学びました。普段は留学生ということもあり高度な分析機器を使用することはできなかったのですが、器具洗浄などを手伝い、地道な研究の道のりを間近で体感することができたのも良い経験です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

水温などを測定する機械
遮光瓶に入れて保管します
お昼ご飯はPancit Canton!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

フィリピンでクライミング

私は大学に入ってからクライミングを始め、週末に小川山や瑞牆山など岩場に行くのが都会の喧騒から離れて大自然を感じ、心を落ち着かせる術でした。フィリピンでも同じようにクライミングができないかと思い、Google Mapで検索してUPの1番近くにあったPower Upというジムに通い始めました。ジムにいるフィリピン人はみんなとてもフレンドリーで(クライマーはどこでも割とフレンドリーだが)すぐに馴染むことができ、11月ごろから岩場にも連れて行ってもらえるようになりました。しかし、日本の岩とは全く違う岩質、登り始めたらサウナのように流れる汗、使い古された信頼のおけないビレイ器、スピーカーで大音量で流す音楽など、毎回驚くことばかりで帰国までの間、低グレードの課題しか登れませんでした。生粋のスラバーの私にとって常に傾斜している壁を登るのも大変でした。それでも、登るたびに爆笑して、登り終わった後にはカラオケでストレスを発散してから帰る、このフィリピンのクライミング文化も面白いものでした。

傾斜がキツくてトップロープでも無理!
雨季は水没しちゃうボルダーAmbongdolan
ちゃんと登れる課題もある

選択して下さい

ヘルシーな食べ物が食べたい!

  • 生活 : 食事

健康には気を遣っているので、日本にいた時から油の多い食事や、甘すぎるものは控えていました。しかし、キッチンの無い寮だったため、料理ができない。基本的に外食がメインで、フィリピン人の友人は屋台で食べられるようなジャンク系のバーガーやチキン、焼きそばでご飯を済ませていました。白米とおかずとお味噌汁という食べ慣れた食事が私の身体に1番合っていると気が付いたのは、留学のおかげだと思います。寮では料理はできないものの、冷凍庫は自由に使うことができたので、白米をデリバリーして冷凍しておいたり、キムチやサラダラップを買いに行ったりして、安くて日本食っぽいものを夜ご飯にしていました。また、モールに無印良品が入っていて、そこでレトルトのカレーやルーロー飯を購入して頑張った日のご褒美として食べていました。身体は食べ物でできているので、今後もし海外に住むことがあれば、現地に住む日本人の食事のヒントをリサーチしてから移住したいものです。

たまにIsaw食べるけど毎日じゃなくていい
お気に入りはアボカドアイス。タホも好き

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にやっておけば良かったと後悔しているのは、現地の言葉についてもっと詳しくなることです!フィリピンといえば語学学校のイメージが強く、英語を話す国なのだとすっかり思い込んでいました。しかしいざ現地に来ると、スーパーのレジでも、寮のスタッフの人も、タガログ語しか話していない。これは完全に私のリサーチ不足でした。。

留学を勧める・勧めない理由

留学が大して特別なことでもなくなってきている現代、他人との差別化のためではなく、個人が人間として成長するために、留学することをお勧めします。何も知らない土地に身を置き、戸惑い、その差異について考える。学生という身分と貴重な時間を有意義に使いませんか。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「ちょっとした違和感」を大切にしたい。異国の地に慣れてくると、それまで感じていた驚きが薄くなる時期がやってくるかも知れません。そんな時は、日々感じる違和感が、どうしてそうなのか、その背景にある文化や社会構造について調べてみると、その国に対する理解が更に深まるかも。