kosuke

出身・在学高校:
神山まるごと高等専門学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2026年02月04日 初回執筆日:2026年02月04日

狩猟採集民族、サン族と暮らす

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・民族学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • NyaeNyae village schools
  • ナミビア共和国
  • ウィントフック、スワコフムント、ツムクェ
留学期間:
2ヶ月
総費用:
600,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2 級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

ナミビアでサン族の人々と約7週間生活を共にし、水汲み、狩猟や移動などの日常に参加しながら暮らしを観察・記録した。写真と日記を用いて生活の細部や価値観を残し、「消えつつある暮らし」をテーマに映像やZINEとしてまとめることを目標に活動した。

留学の動機

映像や写真制作に取り組む中で、世界の中にある「消えつつある暮らし」を自分の目で記録したいと考えるようになった。観光では触れられない生活のリズムや価値観に入り込み、人々が何を大切に生きているのかを知ることで、自分自身の豊かさの基準を問い直したいと思い留学を決めた。

成果

言語が十分に通じない状況でも、身振りや行動を通して関係を築いた。水汲みや狩猟、食事の準備といった日常の営みを写真で記録し、それぞれに文章を添えることで、サン族の暮らしのリズムや価値観が伝わる一冊のZINEとしてまとめた。物の少ない環境の中で支え合う文化を体感し、日常を丁寧に観察する視点が身についた。

ついた力

生きる力

電気や水が整っていない環境で生活し、限られた資源の中で工夫しながら暮らす経験を通して、状況を受け入れ自分で考え行動する力が身についた。言語が通じなくても関係を築く必要があり、観察し、相手を理解しようとする姿勢が自然と鍛えられた。困難を楽しみながら日常を記録し続けたことで、環境の違いに左右されず生き抜く力を実感した。

今後の展望

ナミビアでの生活を通して身につけた生きる力を、今後は登山や冒険的なフィールドワークに生かしていきたい。自然環境の中で自ら判断し行動する経験を重ねながら、各地の暮らしや文化を記録し、写真や映像、ZINEとして発信することを目標としている。極限環境での体験を創作と結びつけ、より深い視点で世界を捉える表現者へと成長していきたい。

留学スケジュール

2025年
8月~
2025年
10月

ナミビア共和国(ウィントフック、ツンクェ)

ツンクェに住むサン族のNaiciと約7週間生活を共にした。水汲みや薪集め、食事の準備、狩猟に同行するなど日常の営みに参加し、写真と文章で記録を続けた。言語の壁に苦労しながらも身振りや行動で関係を築き、生活のリズムや価値観を体感したことで、「豊かさ」や生き方について深く考えるようになった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

15,000 円

生活費:月額

15,000 円

項目:交通費

150,000 円

村の様子。手前が僕のテント。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

15,000 円

生活費:月額

15,000 円

項目:交通費

150,000 円

スペシャルエピソード

夢のマイホームを建てた

留学中、私はほぼ毎日テントの中で寝ていた。そしてある日、自分だけ家がないことに気づいた。村の家族たちはそれぞれ"クール"な家を持っていて、自分も家を建てたくなった。私もそんな家が欲しくなり、竪穴式住居を作ることにした。なぜ竪穴式住居なのかというと構造を調べていて涼しいそうだったからだ。そんなわけで村の人の助けを借りながら、一人で寝泊まりするには十分な大きさの穴(1.5x2m)を掘る。そして藪の中で適当な木を見つける。Namibiaは乾燥しているので木が切りやすい。斧で木を切り倒してたくさん集める。チェーンソーなどあるわけがないので斧を横に振りかざしながら切っていくわけだが、次第にマメができてきて斧を振れなくなる。生物としての弱さを実感した。その後は地面に木をブッ刺し適当に組んでいけば完成だ。屋根は雨を凌げなさそうなくらい貧弱だが、幸い乾季は全くと言っていいほど雨が降らないのでまあ大丈夫だろう。

地面が硬くて掘るのが大変だった。
骨組み
完成した家

選択して下さい

ワクチン、病院について。

  • 生活 : 病院

僻地を訪れる場合、事前に現地の医療体制や移動手段などの情報を調べておく必要がある。私が訪れた場所では、小さな怪我であれば村の近くにある小さなクリニックで対応してもらえたが、そこで処置できない場合は、300〜400kmほど離れた場所にある比較的大きな病院まで行かなければならなかった。怪我の程度によってはドクターヘリが必要になることもあるため、私は医療補償が無制限の海外旅行保険に加入していた。また、万が一に備えて、身分証明書や保険証書のコピーなど、支払い能力を証明できるものを携帯しておく必要がある。
ワクチンについては、A型肝炎や狂犬病など、複数の予防接種を受けた。ワクチンは一定の間隔をあけて接種しなければならないため、計画的に準備することが重要だ。加えて、マラリアの予防薬は現地で不足している場合もあるため、多少費用はかかるが、日本で処方してもらっておく方が望ましい。
さらに、今回の留学では電波の届かない場所へ行くこともあったため、緊急時にすぐSOSを発信できるよう、衛星通信に対応した端末を用意する必要性を強く感じた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

サン族と共に生きていた日々は、私にとってとても新鮮で忘れ難い時間だった。とくに彼らの暮らしの豊かさや優しさ、そして温かさは心地よく、いつの間にか家族の一員になれたような気がしていた。未知の世界へ飛び込むときはいつだって楽しい、そんな気がする。