留学内容
動物にやさしくして幸せにしても、その結果、人間が不幸になってしまっては意味がありません。
私は「畜産業における動物福祉(アニマルウェルフェア)は、経済と両立できるのか?」という問いを持ち、ニュージーランドへ短期留学しました。
アニマルウェルフェア先進国であるニュージーランドで、日本の畜産にも応用できるような、動物にも人にも無理のない畜産の工夫を学びました。
最終更新日:2026年01月26日 初回執筆日:2026年01月26日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検2級> | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> |
動物にやさしくして幸せにしても、その結果、人間が不幸になってしまっては意味がありません。
私は「畜産業における動物福祉(アニマルウェルフェア)は、経済と両立できるのか?」という問いを持ち、ニュージーランドへ短期留学しました。
アニマルウェルフェア先進国であるニュージーランドで、日本の畜産にも応用できるような、動物にも人にも無理のない畜産の工夫を学びました。
人間は、動物の本当の気持ちを直接聞くことができません。そのため、動物にどのように接するべきか、また、どこまで感情移入するべきなのかという問いに、明確な正解を見つけることは非常に難しいと感じています。そこで私は、家畜と人間の双方が幸せな生涯を送るために、私たちは何をすべきなのかという問いを立て、このテーマについて探究を深めたいと考え、トビタテの制度を用いて海外に挑戦することを決めました。
当初は3か月間の留学を予定していましたが、予期せぬトラブルにより、留学期間を途中で短縮することになりました。そのため、現地で予定していた農場へのインタビューや消費者アンケートは十分に実施できませんでした。しかし、帰国後もメール等を活用して農場と継続的に連絡を取り、多数の農場から話を伺い、探究を深めることができました。限られた環境の中でも、自ら問いを持ち続け、探究を続けることの大切さを学びました。
必要なときに周囲を頼る力
私は今回の留学で、多くの失敗を繰り返し、たくさんの人に迷惑をかけてきました。その反省を通して、周囲に遠慮しすぎず、正直に大人を頼る力の大切さに気づきました。
もう高校1年生、されど高校1年生。自立しようともがくことも大切ですが、それと同時に、周囲の人々に支えられながら生きていく術を身につけることも、同じくらい大切なのだと学びました。
将来は、第一次産業に関わることのできる職に就きたいと考えています。
もっとも、未来のことは私にも分かりません。もしかすると、考えが変わることもあると思います。
それでも、今回の留学を通して学んだ「人との関わり方」は、一生の財産になると感じています。動物だけでなく、周囲の人々にも愛を振りまくことのできる人間でありたいです。
2025年
7月~
2025年
7月
オークランドの現地校へ留学し、現地の生徒とほとんど変わらない授業を受けながら、2週間あまりの生活を送りました。
私は英語が得意ではありません。しかし、苦手だからこそ、できるだけ翻訳アプリに頼らずに教科書を読んだり、レポートを書いたりするなど、自分をアップデートするための努力を続けました。
その結果、英語に対する苦手意識や嫌悪感が少し薄れ、先生や友人、ホストファミリーにも、自分から積極的に話しかけられるようになりました。ホストファミリーや友人にも温かく接してもらい、周囲の環境にとても恵まれた留学だったと感じています。
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
私が留学中に手に入れた宝物は、「手編みのニットジャケット」です。このジャケットは、留学初日、私が初めてホストファミリーと対面した際に、ホストマザーからいただいたものでした。私が留学したのは8月で、日本では夏の服装のまま出発しました。しかし、季節が真逆のニュージーランドは冬で、半袖に薄手のパーカーという格好では少し肌寒く感じました。そんな寒さと緊張で体がすっかりこわばっていた私に、ホストマザーがかけてくださった第一声は、「まあ、寒かったでしょう!早く中に入って!」という言葉でした。初対面にもかかわらず、これほどフレンドリーに、まるで本当の子どものように接してくれたことに、私は驚いたのを今でもよく覚えています。家の中に入り、私が使ってよい部屋を案内されたとき、デスクの上に置かれていたのが、このニットジャケットでした。
留学中には驚くような出来事がたくさんありましたが、これが私の中で最も強く記憶に残っている、一生忘れないであろう思い出です。
留学生活にも少しずつ慣れてきた頃、私はスクールバスを乗り間違えてしまいました。途中で気づいたものの、降りても帰れる自信がなく、私は不安な気持ちでバスの運転手さんと補佐の方に助けを求めました。しかし、この近くに私の家の方面へ向かうバス停はないと言われ、焦りと反省で涙目になってしまいました。そんな私を見て、二人は小声で相談しはじめ、「とりあえず座っていて」とだけ言って、他の生徒を乗せたままバスを走らせました。終点に到着し、全員が降りたあと、私も降りようとすると、運転手さんに呼び止められました。「もう一度、家の住所を見せてくれ。送っていく。」きっとこの後にも予定があったはずなのに、私一人のためだけにバスを引き返し、家の近くまで送り届けてくださったのです。何度も頭を下げてお礼を言う私に、「日本人でしょ?僕たちは韓国出身なんだ。お隣さんだし気にしないで。」と笑顔で声をかけてくれました。その姿はとてもかっこよく、私も人にやさしく手を差し伸べられる大人になりたいと強く思いました。
私にとって留学とは、「世界や言語を知る」以上に、「人との関わり方を学び、自分の弱さを受け入れる」ことのできる旅だと考えています。
私はこの留学を通して、語学や知識だけでなく、「正直に助けを求める大切さ」「見知らぬ大人の心の温かさ」、そして「人生の残酷さ」を学びました。たった2週間あまりの留学でです。
もしかすると、私が影響を受けやすい人間だったからかもしれません。しかし確実に、この留学は私の心に大きな変化をもたらしました。留学に行っていなければ、これほど多くの言葉で自分自身と向き合うことはなかったと思いますし、人の温かさをこれほど深く知ることもなかったかもしれません。
もし今、留学に行こうか悩んでいる人がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしいと思います。違った世界に触れることで、一回りも二回りも成長した自分に、きっと出会えるはずです。
英語に慣れていない人にとって、母語が通じない世界で暮らすことは、つらく苦しい瞬間が多いと思います。しかし、そこで日本人の友人とばかり話していては、語学力を伸ばすことは正直難しいです。どれだけ自分の語学力に自信がなくても大丈夫。まずは、英語ですべての生活を送ることを意識してみてください。積極的に現地の人と話してみるのもよいですし、日本人の友人と話すときにあえて英語を使ってみるのも一つの方法です。
ただし、無理は禁物です。心身ともに体調を崩してしまっては、元も子もありません。つらくなったときは、素直に、安心して話せる相手を頼ってください。一人で抱え込まないでくださいね。
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