あゆみ

出身・在学高校:
静岡県立浜松南高等学校
出身・在学校:
新潟大学
出身・在学学部学科:
新潟大学・人文学部人文学科
在籍企業・組織:
広告代理店(4月から勤務予定です)

・大学4年生で留学に行くという決断をしました!(就活・卒業・母子家庭での葛藤あり)
・留学に関する質問・ご相談はInstagramにてメッセージいただければ可能な範囲でお答えさせていただきます!
・人と話すことが大好きなので、「悩みがあるけどどうしよう...」と迷ったら、第一にご連絡いただいて大丈夫です!


最終更新日:2026年01月20日 初回執筆日:2026年01月20日

ドイツにおける多様性とその葛藤

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルール大学ボーフム
  • ドイツ
  • ボーフム
留学期間:
11カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,950,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学のテーマは、「難民・移民の受け入れを中心に、ドイツにおける多様性とその葛藤について学ぶ」です。具体的には、この「葛藤」に焦点を当て、ボランティアや現地学生との交流を通して、多様な立場の人々の”生の声”に触れることを目的としました。
留学を振り返り、強く印象に残ったできごとは主に2つあります。

1:友人との会話・聞き取り
大学では、同じ教室に難民・移民の背景を持つ学生がたくさんいました。戦争中に本気で死を覚悟した経験や国境を命がけで越えてきた経験など、当時の話を直接聞くことができました。また留学中は国政選挙が行われ、右翼的な動きが強まったことが日本でも大々的に取り上げられていたかと思います。これに関連し現地の友人に意見を求めたところ、「白人の僕が彼らについて語ると、必ず人種差別だと言われる」や、「ドイツがドイツじゃなくなってきて悲しい」という言葉も聞きました。
テレビや新聞などでは決して得られない、現地に身を置いたからこそ触れられる”葛藤”を目の当たりにしました。

2:ドイツ国際平和村での学び
 日本で生活をしていると、戦争はどこかか遠い出来事に感じられます。しかし、ボランティア先で、身体中に怪我を負いながらも無邪気に笑い走り回る子どもたちを見て、“平和とは祈るものではなく、自分たちの手で守りつくっていくものである”と深く痛感しました。
 また、多くの現地スタッフや子どもたちが日本語であいさつをしてくれた背景には、東ちづるさんの番組“世界ウルルン滞在記”がありました。この番組がきっかけで、日本から多額の支援とボランティアが集まった歴史があると知りました。“人の持つ影響力”の大きさを実感し、私も将来、誰かに良い影響を与え、そしてその繋がりを紡いでいける人になりたいと強く思いました。

このように、現地の人々の「生の声」と「葛藤」に触れることで、本当の意味で“人間の深い部分”から共生社会のあり方について考えることができたと思います。

留学の動機

大学4年生でありながら、既定路線を外れ「留学に行く」と決断をした理由は以下の3つです。
1.挑戦をしない後悔はしない
2.自分の行動で勇気を与え、感謝を伝えたい
3.ビジョン実現のための手段だから
詳しくはこちらのブログに記載してあります。
(https://jin-pro.human.niigata-u.ac.jp/student/2304/)

成果

目に見える成果というより、私自身の思考や価値観の変化が最大の成果でした。“人間の深い部分”から共生社会のあり方について考えることで、「多様性」という言葉を一括りにすることの危険さを痛感しました。共生社会の実現には、お互いの「尊重」と「気遣い」が不可欠であることを実感し、私自身、相手の背景を想像する力、意見を押しつけない柔軟性、自分事として考える当事者意識を高めることができました。

ついた力

想像、適応、そのままを受け入れる、発信力

留学中、多くの人と出会い、多様な「人生の物語」に触れることができました。紛争地域から来た友人との会話や、ボランティア先で出会った子どもたちの存在は、「人の数だけ物語があり、世界の見え方があり、そのどれもが簡単に比べられるものではない」ということを強く実感させてくれました。これが、想像、適応、そのまま受け入れる力に繋がりました。そして、留学中の情報発信を通じて、発信力も身に付けることができました。

今後の展望

私のビジョンは「ひとりひとりが自分の夢や目標を恥じることなく、胸を張って語れる日本社会をつくること」です。そんな私の人生には一貫して「多様性」と「伝えること」という二つの軸があります。今後は、留学で学んだことを基に、情報を発信する側としてビジョンの実現に繋げていきます。また、グローバルな視点を活かし、分野を越えて人と人とを繋げられるような人になるべく、国籍問わず人脈を広げていきたいと考えています。

留学スケジュール

2024年
10月~
2025年
7月

ドイツ(ボーフム)

1年間の交換留学を行い、ドイツ語・文化・社会に対する知識の習得はもちろん、日本の大学で専攻している分野の講義に加え、留学テーマに関連する講義も受講しました。
クラスでは、難民・移民の背景をもつ友人も多く、現地のドイツ人の友人を含め、彼らから共生社会において支援する側とされる側の葛藤を聴くことができました。
大学内でのボランティア活動にも参加し、人脈を広げていきました。
日本語のTAとしても活動し、日本語を勉強する学生に対して日本の文化を発信しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

58,000 円

生活費:月額

- 円

項目:Semester fee (社会貢献費)

128,000 円

大学の講義室の写真です。
大学の構内への入り口の写真です。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

58,000 円

生活費:月額

- 円

項目:Semester fee (社会貢献費)

128,000 円

2025年
2月~
2025年
8月

ドイツ(オーバーハウゼン)

ドイツ国際平和村というところで、傷の治療のために親元を離れ、一時的に施設で共同生活を送る子どもたちの生活支援を行うボランティアに参加しました。「子どもたちに音楽を教えられる人がいない」とのことから、当初の活動内容を一部変更し、音楽プロジェクトを実施させていただきました。活動の中で、日本の童謡を取り入れながら子どもたちと楽しく関わることができました。平和村では、戦禍によって足や腕を失った子、身体中に火傷を負った子など、多様な背景を持つ子どもたちが互いの言語を教え合いながら、笑顔で走り回っていました。そんな彼らの笑顔を守るために私ができることは何か。“平和とは祈るものではなく、自分たちの手で守りつくっていくものである”と深く痛感し、一人ひとりが安心して笑える時間と場所をつくることの大切さに、改めて気づかされました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

※「写真提供:ドイツ国際平和村」の記載要、最終日の写真です。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

正直、留学中は他のトビタテ生のSNSでの発信を見ながら「面接審査で意気揚々と留学計画を語っていた私は、どこにいっちゃったの...?」「私の留学ってこれでいいのかな...?」と不安になってしまうことが多々ありました。けれど、留学中にZoomで相談に乗ってくれた同じトビタテ生や、壮行会や研修を始め、Falling Walls Science Summitや守破離等を通じて知り合うことのできた大切なトビタテの友達のおかげで、「みんな同じ不安を抱えているんだ。でも、同じ空の下違う場所でそれぞれ頑張ってるんだ。」と自分なりの頑張りを認めてあげることができました。200人以上ものトビタテ同期が、同じ時期に違う場所でそれぞれ頑張っていることにとても勇気をもらうことができました。トビタテを通じて築けた人脈は、私の人生において大切な財産の1つです。

トビタテの事前研修の時に撮影したものです。

ココでしか得られなかった、貴重な学び

以下、「留学内容」で記載した一部内容の詳細になります。
「これまでに死を覚悟した経験ってある?」
授業前の何気ない雑談のなかで、シリア出身のクラスメートに投げかけられた問いです。彼はこれまで、戦禍による多くの死体を見てきたことや、危機的状況の中本気で死を覚悟した経験が何度もあったそうです。2022年、ロシア・ウクライナ戦争により多くのウクライナ民が国境を越え避難しました。国境付近に長蛇の車の列ができていた光景が、日本のメディアでも大々的に報道されていたかと思います。大学で出会ったウクライナ出身の友人からは、「車の中でハラハラしながら国境を越えた」と、当時の話を直接聞くことができました。
さらに、留学中にはドイツ国内で国政選挙が行われ、右翼的な動きが強まったことが日本でも大々的に取り上げられていたかと思います。これに関連し友人に意見を求めたところ、「白人の僕が彼らについて語ると、必ず人種差別だと言われる」や、「ドイツがドイツじゃなくなってきて悲しい」という言葉も聞きました。

このように、テレビなどでは決して得られない、現地に身を置いたからこそ触れられる“葛藤”を目の当たりにし、本当の意味で“人間の深い部分”から共生社会のあり方について考えることができました。

私の住んでいたBochumの町です。

この国のことが、とても好きになった瞬間

ドイツと言えば...みなさんは何を思い浮かべますか?
プレッツェル、ビール、ソーセージ、クリスマスですか?
大正解です!!!ドイツのパンはどれも美味しいし、ビールもソーセージも最高!
クリスマスマーケットなんて、まるで絵本の中の世界のように綺麗でした!
ドイツでは、日本のように「袋にパックされた菓子パンを買う」なんてことはほとんどありません。街中にパン屋さんがたくさんあり、毎日焼き立てと食欲をそそる素敵な香りを提供してくれます。ドイツのビールは地域ごとに特色があり、ビールが苦手だった私もビールの美味しさに目覚めちゃうくらい美味しかったです!ソーセージは言うまでもなく、特にカリーブルストは今でも恋しいです。そしてクリスマスマーケット!11月下旬ごろから始まるクリスマスマーケットは、子どもだけでなく、大人にまで夢のような世界を提供してくれます!何もなかった町の広場が、一夜にして遊園地のような場所に変身するんです!留学中にたくさん見つけた、ドイツの良さ。みなさんも、ぜひ味わってみてください!

行きつけだったカリーブルスト屋さんです!
行きつけだったパン屋さんです!
隣町ドルトムントでのクリスマスマーケットです!

持って行って良かったもの!

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

・ピンチハンガー(洗濯ばさみハンガー)
 ←学生寮だと乾燥機にもお金がかかることも...。部屋干しの際大活躍!
 ←学生寮の共用物干し場はとんでもなく散らかっているので、基本部屋干しでした。
・頭の小さい歯ブラシ
 ←海外では見つけられない!
・その国/地域のガイドブック
 ←どこか旅行に行きたいと思ったときのバイブル

ドイツの洗濯機...モード設定複雑...!!

留学前にやっておけばよかったこと

【語学勉強(実践編)】
現地において私は、「言語の壁」に直面しました。当時私は、言語の壁が「こんなにも怖いものだったのか」ということに初めて気づきました。大学では副専攻としてドイツ語を履修していたのですが、机上の理論と実践では扱うスキルが全く違うことに現地に行ってから気づきました。そのため、留学前から実践を交えたドイツ語の勉強を行うべきであったと感じています。

留学を勧める・勧めない理由

私にとって留学の最大の価値・醍醐味は、“出会いそのもの”です。どこにいても言えることですが、どんな人と出会うか、どんな環境に身を置くかによって、経験できることは全く変わります。そんな中、留学はその環境を大きく変え、幅広い価値観と人々に出会わせてくれます。そしてその出会いには、内なる自分との出会いもあり、自己の再発見と成長にも繋がります。ぜひ留学を自己成長の手段の1つとして選択してほしいです!

これから留学へ行く人へのメッセージ

「The world is a book, and those who do not travel read only one page」
世界は1冊の本であり、旅をしない人はその本のたった1ページしか読まないのだ。
Saint Augustine

私にとって留学は“出会いの物語”でした。
あなたの留学は、どんな物語になるでしょうか?