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守屋たまき

出身・在学高校:
愛媛県立松山東高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年12月23日 初回執筆日:2025年12月23日

若者の政治関心向上の秘訣

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・政治・選挙
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • クイーンズランド州立マランダ高等学校
  • オーストラリア
  • アサートン高原
留学期間:
2ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 590,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

現地高校に留学し、現地の選挙制度や若者の政治意識について調査
高校生へのアンケートで実際の声を知る
現地の政治家にインタビューし、オーストラリアの特徴的な義務投票制への理解を深める

留学の動機

周りの高校生の政治関心の低さを感じたこと
オーストラリアの投票率の高さや特徴的な義務投票制について学んだこと

成果

オーストラリアにおける義務投票制の存在感、特に伝統視されている様子について知ることができた
人と関わる上で、積極的なコミュニケーション能力を手にすることができた

ついた力

コミュニケーション力

異なる文化・言語・ナショナリティを持つ人々の集団に積極的に参加する能力

今後の展望

大学に進学した上で海外留学をし、多文化共生社会の実現についての学びを深めたい

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
9月

オーストラリア(アサートン高原)

現地高校に留学し、現地の選挙制度や若者の政治意識について調査
高校生へのアンケートで実際の声を知る
現地の政治家にインタビューし、オーストラリアの特徴的な義務投票制への理解を深める
現地の高校生と共に授業を受講し、現地の政治教育について学習
ホームステイ先の家族とも、日常会話の一部として政治や国際情勢について話す

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

いちばん仲の良かった4人組での記念写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

オーストラリアの大自然に飛び込む

オーストラリアというと、雄大な自然を想像する人が多いと思う。実際、オーストラリアは絶滅危惧種や固有種がたくさん生息している土地だった。
 まず、私の生活した高原のみに生息する真っ青な蝶を見た。ユリシウス(たぶん)みたいな名前で、現地の人に発音してもらうと名前まで優美だった。
 次に印象的だったのは、カモノハシを見たことだった。現地の人にも驚かれるほど個体数が少ないにも関わらず、幸運なことに2度も目撃することができた。
 最後に、海に行った際に見た4頭の鯨。圧倒的な衝撃だった。かっこいいおじさんがスピードボートを飛ばして近くまで連れていってくれた。本来は100m以内に近づいてはいけないのだが、エンジンを消した状態で鯨の方から近づいてきたから大丈夫だったそうだ。結果的に、数十mの距離でその完璧な尾びれを目にすることができた。
 田舎で育ち、自然に慣れきった私でも、オーストラリアの自然には心踊らされた。世界中の自然について、まだまだ知りたいと思える経験だった。

飛ぶと真っ青な色がのぞく蝶

まさかの田舎すぎる!高校留学

  • 留学先探し : その他教育機関(専門学校など)

トビタテ奨学金の合否が返ってきたのが4月末。エージェントを通じて留学予定だった高校が、急遽満員になってしまった。学期初めに間に合わせるため、割り当てられた高校はすごく田舎の小さい高校だった。
 政治関係の探究をしようにも、1人ではどこにも行けないし、公的機関も全然ないし、、と、渡航後のモチベーションはだだ下がりだった。さすがに研究を進めるべきだと気づき、ホストマザーに助けを求めると、すぐに知り合いの政治家に連絡してくれた。地域議会にも連れていってくれた。さらに、エージェントの方が議長の方を紹介してくれた。
 仮に自分が1人で身動きが取れないとしても、諦めずに正直に、周りに助けを求めるべきだということを学んだ。与えられた舞台で、できるだけのことをする。当たり前のことかもしれないが、私は初めて身をもってその重要性を実感した。

これから留学へ行く人へのメッセージ

良くも悪くも、偏見をもって人と接しないこと。外国人だから怖いとか、逆に○○人だからいい人という概念は捨て、実際に関わってから判断することが自己を守ることに繋がる。ジェンダーにしても宗教にしても、人によって考え方が全く違うことを、留学に行くと感じさせられる。国内での生活では分からない、直接的な生々しい差別を目や耳にすることもあるが、それ以上に好意的な声があることを知り、そちらに心を向けてほしい。