留学内容
私には助産師になるという夢がある。親にとって世界で一番幸せな瞬間といっても過言ではない出産を支える助産師という仕事に強い憧れを持った。日本は少子高齢化などの問題に直面しており、出産できる施設が中山間地域では減少するなど、子どもを産める環境が少なくなっているのが現状だ。今、私は地域みらい留学という国内留学の制度を利用し、東京都から広島県北広島町の高校に進学し寮生活をしている。田舎に魅力を感じたことと人と違った新しい体験をしてみたいという思からだ。私が住んでいる芸北という町はは少子高齢化が深刻で高齢化率は50%を超え、子供を産める病院がない。出産、子育ての環境が整っていないことが人口流出の原因となっている。多くの危機的状況にあるが、田舎のすばらしさ、人の温かさ、伝統の継承などがあり、失ってはいけないと強く実感した。私はこのような地域でこそ、医師の指示がなくても分娩介助が可能な助産師の役割が重要と考える。そこで、助産師が主導となって行われている世界の取組について調べ、ニュージーランドの制度にとても興味を持った。この留学を通して世界の最先端を学び、日本の出産、助産師の在り方について新たな視点を取り入れ、北広島町のような全国の中山間地域の活性に貢献するために、私はこの留学に挑戦することを決めた。実際に現地のパホモフ由香さんという助産師さんに自ら連絡をとり1週間ほどインターンシップを行ったうえでLMC制度について学び、助産師が主導となることの重要性を学び、その後の2か月半ほどの学校生活でインタービューを行い多くのことを学んだ。






