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花奏

出身・在学高校:
夙川高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

毎日載せていた留学日記がInstagram、ネパールで感じたことや気付きがnoteにあります。
カンボジアとネパールでの留学経験があるので、その2カ国なら相談に乗れると思います。
DMなど気軽に来てください~~


最終更新日:2025年11月10日 初回執筆日:2025年11月10日

世界中で識字率100%を目指して

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • New modern English Academy
  • ネパール
  • カトマンズ
留学期間:
3週間
総費用:
550,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 320,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

満足な教育を受けられないまま育った大人は、就職が難しく十分な収入を得ることができずに貧困状態に陥り、その子供も同じルートを辿ってしまうというものを貧困の負の連鎖といいます。私はこの貧困の負の連鎖を断ち切るためには最低限の教育を徹底的に普及させることが大事だと考え、「世界中の誰もがどこでも学べるシステムの構築」に関する探究を行いました。
ネパールでは現地の学校で授業ボランティアや学校の修繕活動を実施しました。授業ボランティアでは年齢に合わせ、塗り絵やシャボン玉などの簡単に英語を学ぶ授業から環境問題に関する授業まで行い、アンバサダー活動として12,13歳のクラスで折り紙の授業を実施しました。修繕活動では教室内のペンキの塗り直しと植樹を行い、また休み時間に先生方へインタビューを行い、ネパールの教育状況への意識調査を行いました。インタビューでは先生方の最終学歴とネパールの教育が不十分か十分か、その理由を質問しました。

留学の動機

中学3年生の頃、英語のスピーチの課題でSDGsについて調べる機会があり、私が当たり前のように過ごしている日々を過ごすことのできない子供の具体的な状況を知り、とても衝撃を受けました。そして高校一年生のときにまずカンボジアで3週間ボランティアに参加し、実際の発展途上国の教育を体験しました。しかし探究を続けるにはカンボジアだけでは足りないように感じ、アジア最貧国とも言われるネパールへの留学を決意しました

成果

ネパールの教育の実態を学ぶだけでなく、カトマンズという街を五感全てで体験できたと思います。子どもたちとたくさん遊んだり話をしたりするのも楽しかったし、先生方とお話することで自分にはない教育への視点について学ぶことができました。ホームステイ中はステイ先のメンバーと夜にお出かけをしたり、ご飯を食べに行ったり、楽しい思い出がたくさんできました。この経験を通して、より教育問題への意識が深まりました。

ついた力

冒険力

ホームステイ中は高校生用のプログラムではなかったため、1人で外を出歩くことができるようになりました。今まで海外の街を1人で出歩いた事はなかったので、初めてのひとり歩きでした。
ホストハウスから近いランドリーとスーパーに行ってみたり、語学研修先近くのタメル街という繁華街に行ってお土産を探してみたり、意外と1人でも楽しく散歩ができました。

今後の展望

最終的には世界中の誰もがどこでも学べるシステムの構築を目指して、そのための映像授業や出張校舎の可能性を探究したいと考えています。また、アフリカや他のアジアの国など様々な場所でのボランティア活動や日本国内での教育課題の普及活動などを行いたいと思います。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
7月

ネパール(カトマンズ)

カトマンズでホテル滞在をしながら、現地の学校で先生としてボランティア活動を行いました。
授業は3歳から13歳までを対象に実施し、計10クラスほどを担当しました。3歳から5歳には塗り絵やシャボン玉などの簡単に英語を学べる授業を実施し、小学校低学年には歯磨きの授業やスペリングを行いました。高学年は少しレベルを上げて、工作や環境問題に関する授業まで行いました。子どもたちはとても活発で、積極的に授業に参加してくれて嬉しかったです。
ホテル滞在では女子メンバーでパジャマパーティーをしたり、みんなでトランプをしたり楽しい時間を過ごしました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

3歳児のクラスで塗り絵の授業をしている様子
1年生と外遊び。ハンカチ落としをしている
門を塗っている
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2025年
7月~
2025年
8月

ネパール(カトマンズ)

ホームステイに移り、泊まっていたホテルで語学研修を受けました。
研修は生徒が私1人で3時間ノンストップの授業で、かなりきつかったですがその分英語の力がついたような気がします。研修以外の時間は完全に自由なので、家に他のボランティアが返ってくる時間になるまでスタッフにネパールの教育の制度について質問したり、前半2週間に一緒にいた日本人ボランティアと再会してお話したり、タメル街を散歩したりしていました。ホテルまでは毎日タクシーで通っていて、運転手によって値段がぜんぜん違うのが面白かったです。
ステイ先のごはんはとても美味しくていくらでも食べれそうでした。ステイ先のみんなで出かけたりご飯を食べに行ったり、ホテル生活とは違う楽しさを味わえました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

語学研修の先生が書いたノート
夜のカトマンズを観光
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ホームステイに移って3日目くらいにイギリス在住ネパール人ボランティアの2人と、私のルームメイトである日本人大学生のボランティアと夜のカトマンズに行きました。私がまだ未成年で最年少だったこともあり、3人がタクシーを手配してくれたりご飯のお金を払ってくれたり、とても優しくしてくれました。私はネパールの正装であるサリーが買いたいとホームステイ初日に言っていたこともあり、ネパール人の2人がローカルマーケットでサリーが売っている店を沢山探してくれました。日本人である私達が話すとぼったくられてしまう可能性があるからと店員さんとネパール語で交渉してくれて、安くサリーを購入することができました。また、サリーの下に着るブラウスというものを繕ってもらう必要があり、ホストシスターが近くの仕立て屋さんに連れて行ってくれて帰国直前にも関わらずとても綺麗なブラウスを仕立ててもらえました。

好きな色のサリーを全部着付けてもらった
屋台料理のパニプリ

日本人1人vs5歳児15人?!

  • 語学力 : その他の言語

いつもは通訳兼見守りとしてボランティアスタッフやクラスの先生が一緒にいる授業ボランティア。その日は最終日で好きな教室で自分がやりたい内容をする日で、私は5歳児のクラスでダンスの授業をしていました。その日もいつも通りスタッフと担任の先生が一緒にいて授業が始まりましたが、5分経ったくらいで先生たちが教室を出てしまいました。急に始まる5歳児15人vs日本人1人のワンオペ授業。とりあえず制服のベルトが外れたって見せてくる子のベルトを付けて、靴紐結んでって見せてくる子の靴紐を結んで。先生がいなくなったから泣いちゃうし、私にうわぁ~って集まってくるし、「パニ…」って言いながら泣いてる子がいるし、クラスはパニック状態に。パニって何?って聞きたくても5歳児には英語が難しくて通じなくて泣いてしまうし、調べたくても子どもたちが集まってるからスマホ使えないし。靴紐を結びながら「What is PANI~~~!!!!」って言ってたらスタッフたちが戻ってきてパニは水だよって教えてくれました。いくら英語の学校でも小さい子供には通じない英語もたくさんあるので、簡単なネパール語は覚えていたほうがいいと強く実感しました。

留学前にやっておけばよかったこと

簡単なネパール語の勉強です。少なくとも挨拶と自己紹介くらいはやっておいたほうが印象もいいかなと感じました。私は現地の学校で子供達と話しているときに少しネパール語を教えてもらいましたが、ネパール語を話すと現地の人も喜んでくれることもあるので、簡単な文章は勉強しておいたほうが良いと思います。

留学を勧める・勧めない理由

文字を読めるし文を理解することのできる私達は、インターネットでたくさんの情報を簡単に手に入れることができます。しかし、街に香るスパイスの匂いも排気ガスで止まらなかった咳も、体が浮くような道を走るバスも現地に行かないと体験することはできません。また、「日本人」として自分の街の魅力や日本の魅力などを再発見する良い機会にもなると思います。悩んでいるなら行ったほうが人生の良い経験になると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私はこの三週間で日本にいたらできないような経験が沢山できました。
留学中は全身で現地の雰囲気を吸収してその国でしかできないことを沢山経験して、自分の世界を広げてください。