留学大図鑑 留学大図鑑

川崎 円

出身・在学高校:
石川県立小松高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年11月13日 初回執筆日:2025年11月13日

防災意識の違いから有効な対策を考える

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • EF International Language Campus
  • イギリス
  • オックスフォード
留学期間:
3週間
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準2級 CSEスコア516> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

・語学研修
受け入れ先の語学学校で英語のレッスンを受けた。(1レッスン40分/週26レッスン)
・探究活動
留学前に通っている高校の一学年を対象に防災意識に関するアンケート調査を行った。
179名分の回答が集まった。
留学中は現地でも同じ内容のアンケートの回答を呼び掛けた。当初はイギリスに長く住んでいる方の回答を集める予定だったが、滞在先が観光地に近いこともあり現地に住んでいる方への調査がなかなか進まなかった。そこで、世界各国から人が集まる語学学校でもアンケート調査を行い、イギリス以外の地震が少ない国から来た人、また日本と同じくらい地震が頻発する国から来た人など、幅広いデータを集めることに変更した。その結果、同じ地震の多い国の間にも防災意識に差があることや、地震以外の災害との関係なども分かった。

・アンバサダー活動
語学学校の食堂で友達と折り紙で箸袋を折った。動画を見せながら一緒に折り、出来上がった箸袋には割り箸を一膳つけてプレゼントした。用意しておいた輪島塗についてのプレゼンについてうまく持ち出せなかったり、箸袋よりも鶴の人気のほうが高かったり、予想外のことも起きたが、人が自然に集まってくれるなどの嬉しい予想外も起きた。

留学の動機

留学への漠然とした憧れを小学生のころから持っていた。トビタテという制度があることを知り、「これなら私も留学に挑戦できるのでは。」と思った。
能登半島地震が発生した際に、日本に住み始めたばかりの外国人や、旅行に来た外国人は地震に対する防災意識をどのくらいもっているのか気になった。そこで、地震が滅多に起こらず、日本地震学会ともゆかりのあるイギリスへの留学を決めた。

成果

地震が多い地域でも、国によって行っている対策が異なったり、地震以外の災害が多いために非常用持ち出し袋の準備や避難場所の確認が済んでいる国があったりした。それは各地域の文化や風土に最も適した対策が自然に行われているからである。今後は、一次被害だけでなく、日本での災害特有の二次被害にも着目して、海外の災害と日本の災害の間で大きく異なる部分の比較から、日本に来た外国人にとって有効な災害対策を考えたい。

ついた力

環境適応能力

自分の家以外でこんなに長く滞在するのが人生初だった私は、環境の変化や文化の違いに最初はとても戸惑いました。特に私は風呂に浸かるのが大好きなので、覚悟はしていましたが湯船のついてないシャワーにさびしさを感じていました。けれども、住めば都というようにルームシェアや湯船のないシャワーにも、案外すぐに慣れることが出来ました。「自分、以外とやっていけるやん」という留学に行ったからこその気づきがありました。

今後の展望

授業で受け身になり過ぎていたことや、友達と話していてわからない部分があったにもかかわらず、聞き返せなかったことなど反省点を生かして、大学生になったら1年以上の長期留学に挑みたい。
また、ポーランドやフランス、アルゼンチンやトルコなど様々な国の友達が出来たので、学校での探究活動などでその友達と連絡を取って、グローバルな調査を行いたい。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
8月

イギリス(オックスフォード)

語学学校の寮に滞在し、英語を学びながら探究活動に関するアンケート調査を行っていました。

また、アンバサダー活動として語学学校のカフェテリアで折り紙を教えていました。箸袋をいっしょに折って、完成したものに割り箸を一膳そえてプレゼントするととても喜んでくれました。柄のある千代紙を持って行ったのですが、「とてもきれいだ。」と大好評でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

オックスフォードの街並み どこを見ても絵になる
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

オックスフォードの大学を訪問し、私の留学への満足感は一気に高くなりました。私が訪れたのは、マートンカレッジ、ニューカレッジ、マグダレンカレッジの三校で、どの大学もとても長い歴史を持っています。大学内の教会や庭園はどれも圧巻でした。人も少なく、マートンカレッジ内の教会では、いすに腰掛けて20分ほどステンドグラスを眺め続けていました。線香のような懐かしいにおいがして、「動きたくないなー。ずっとここに座っていたいなー。」と思っていました。また、回廊も素晴らしかったです。学生たちが精神を落ち着かせ、思考にふけるための場所だと大学の方が説明してくださいました。回廊で考え事をするというのが今の私の夢の一つです。

ニューカレッジの回廊 雰囲気がある
マグダレンカレッジ 回廊からの景色 物語の中みたい
マートンカレッジ 教会のステンドグラス 永遠に見ていられる

曖昧な返事はよくない!分かるまで聞き返せ!

  • 語学力 : 英語

これは私が出来なくて、一番後悔していることです。日常会話でもありませんか?相手の言っていることがいまいちよく聞き取れなくて、「あぁ・・・そうやね・・・」と曖昧に返してしまうこと。英語で会話する場面では特に、何度も聞き返すことがためらわれ、理解できないまま相槌を打ってしまっていました。
遠慮せずにどんどん聞き返すべきだと思います。聞き取れなかったというだけで、執拗に責めてくる人はいません。会話を理解したいという意思を示すことが大切です。相手はきっと話すスピードを遅くしてくれたり、はっきり話してくれたり、優しく対応してくれます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

今の自分だからこそ、吸収できるものがあると思います。海外に行き、たくさんの刺激を受けることはとても貴重な経験でした。何より自分に自信が付きました。「一人でイギリス行けたから・・・」と一歩踏み出せるようになり、たった3週間ですが私の留学経験が背中を押してくれていることを、実感しています。迷ったら、GO!です。