留学内容
私は今回のタンザニア医療ボランティア留学について,自分の力で誰かの助けになりたい,将来医師として世界で活躍したい,自分の住んでいる島の課題を考えたい,という思いからテーマを考えました。テーマは「医療格差×大崎上島×タンザニア」です。
探究の問いは「大崎上島の地域医療の仕組みはタンザニアの地方と都市部の医療格差問題にどのように活用できるか? 」です。結論として,「活用できる場面はあるが,活用することが最も有効な手段ではない」という結論を導き出しました。
最終更新日:2025年11月13日 初回執筆日:2025年11月13日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| スワヒリ語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
私は今回のタンザニア医療ボランティア留学について,自分の力で誰かの助けになりたい,将来医師として世界で活躍したい,自分の住んでいる島の課題を考えたい,という思いからテーマを考えました。テーマは「医療格差×大崎上島×タンザニア」です。
探究の問いは「大崎上島の地域医療の仕組みはタンザニアの地方と都市部の医療格差問題にどのように活用できるか? 」です。結論として,「活用できる場面はあるが,活用することが最も有効な手段ではない」という結論を導き出しました。
誰かの力になりたい,そんな思いがあり,医療に興味を持ち医師を目指すようになりました。留学を選択したのは海外の医療事情に興味があったからです。
医師不足や過重労働,低賃金などから地方部の医師が医療格差の是正に取り組むことは難しいです。島の遠隔医療の導入は有効ですが,タンザニアでは財源不足や保険未加入者の多さが課題として存在するため,有効であると言い切れません。医師と患者の意識差や病院体制の問題もあり,根底には貧困が深く関わっていることが分かりました。
洗濯力
毎日踏み洗いしていたので洗濯上手になりました。
私はこの留学でタンザニアの医療課題だけでなく,それを乗り越えていけるような希望と熱意が溢れるタンザニアの人の人間性や文化についても知りました。現在,私は留学発表会などで留学について発表したり,タンザニア新聞というタンザニアでの活動や文化を紹介する広報誌を作成したりしています。また今後の展望として,私は新たな問いに対して答えを見つけ出すため,再び留学にチャレンジしたいと思っています。
2025年
7月~
2025年
8月
タンザニアでは,ホームステイをしながら,現地の病院でのボランティア,地域に出向いて医療を提供するアウトリーチ活動,応急処置や縫合のワークショップ,地域の学校へ衛生などについてのポスタープレゼンテーションなどを行いました。また,そのような活動の合間に現地の医師や看護師,患者にインタビューをする活動を行いました。インタビューを通して,インターネットで調べてもわからなかったタンザニアの医療保険制度や,病院の仕組み,医師の人手や給料などについて知ることができました。
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
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項目:予防接種のための費用(黄熱病,腸チフス,B肝,狂犬病など) 173,450 円 |
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
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項目:予防接種のための費用(黄熱病,腸チフス,B肝,狂犬病など) 173,450 円 |
ここでは「ストーニー」について紹介します。ストーニーの正式名称は STONEY TANGAWIZI(ストーニー・タンガウィジ) です。
「タンガウィジ」とはスワヒリ語で「生姜」を意味し,その名の通りストーニーはジンジャーエールのような生姜風味の炭酸飲料です。強い生姜の刺激と喉が焼けるような辛味が特徴で,本当に美味しいです。初めて飲んだときは衝撃を受けました。
ストーニーはアフリカでしか販売されておらず,調べた限りでは現在日本で手に入れる方法はありません(輸入も含め)。帰国の際に大量に持ち帰りましたが,もっと持ち帰ればよかったと今でも後悔しています。アフリカを訪れる機会がある方には,ぜひ一度味わってほしいドリンクです。
渡航前の準備で最も大変だったのは,予防接種を受けることでした。タンザニアを含む一部のアフリカ・アジア・南米の国々へ渡航する際には,黄熱病や腸チフスなどの予防接種が推奨,または義務づけられています。
私の渡航先であるタンザニアでは,特に必須の予防接種はありませんでしたが,医療ボランティアとして病院で活動するため,日本でいくつかのワクチンを接種しました。受けたのは,A型肝炎,B型肝炎,狂犬病,黄熱病,髄膜炎,腸チフス,水痘,そしておたふく風邪(ムンプス)です。
これらの予防接種には高い費用がかかるうえ,居住地域によっては接種できる医療機関が限られている場合もあるため,事前の確認が必要です。また,熱帯地域へ行く際はマラリアへの対策も欠かせません。現地でよくわからない薬を購入するよりも,日本で医師の指導のもと安全な薬を準備していくほうが安心です。