留学内容
「遺伝子改変マウスを通した医学基礎研究ネットワーク」を構築するために、リオデジャネイロ連邦大学とMRC Harwellに研究留学を行いました。
目的は、➀人間の病気を再現したマウス(病態モデルマウス)の情報を世界で共有しやすくする技術(マウス生殖工学)を現地に導入すること、➁この生殖工学技術を用いて、遺伝子を操作したマウス精子や受精卵を凍結保存し、日本とブラジル間で安全に輸送するテストを行うこと、➂この技術と輸送試験を通じて、日本との新しい共同研究をスタートさせること、の3点です。
現地では、ゼロからの研究環境の整備、技術導入、試験データの獲得などに取り組み、共同研究のプロジェクトを構築していく経験ができました
研究活動は世界共通ですが、ルールや文化など現場には多様な“違い”があります。この”違い”に苦しみ、時に新しい発見を感じながら目標を持ってプロジェクトを遂行した経験は、日本では得難いものでした






