留学大図鑑 留学大図鑑

鎌田 南美

出身・在学高校:
山形県立致道館高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

何か質問や相談等あれば、お気軽にDMください!!!ちょっとしたことでも、お力になれればと思います!!!
また、この留学専用インスタグラムアカウントには、私の留学体験をたくさん載せています!これからも投稿していきますので、ぜひご覧になってくださいね♡


最終更新日:2025年12月18日 初回執筆日:2025年12月18日

英国発祥の緩和ケアを、地元に還元!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Royal Trinity Hospice, Royal Trinity Hospice Wimbledon charity shop, Wimbledon School of English
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
21日(約3週間)
総費用:
1,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 510,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学全体のテーマは、『英国で学ぶ緩和医療と社会的フレイルへの対応、そして食文化の発信!』です。
以下、3つに分けて具体的に説明します!
①将来、緩和医療にとって本当に大切なことがわかる専門医になるため、緩和ケア発祥の地・イギリスで
実際にホスピスへ赴いて、真の緩和ケアを学ぶ。
→ホスピスの様子はもちろん、そこで働く人々から医療を提供してもらう側の人々まで、あらゆるもの・ひとを観察、記録もしくはお話をして、イギリスの医療形態を知ることから始めた。英語の聞き取りは非常にハードだったけれど、具体的な成果としてわかったのは、病室への家族・ペットの付き添いは当たり前で、医療従事者の数も非常に多く、患者一人におけるケアの密度が非常に高かったこと。チーム医療が基本で、多くの職種が絶えず話をし、コミュニケーションが豊かだったこと。特に、医師だけでなく、各患者について記録するスタッフやアシスタント、研修医等までもが発言し、対等な立場で仕事をしている印象を受けた。おかげで、私が将来地元・鶴岡でつくっていきたい緩和ケアのイメージが明確になった。
②私が中学1年生の頃から続けている「コロナ禍中、地域高齢者はどのように過ごしていたか・コロナ禍後はどのように過ごしているか・高齢者がフレイル(社会的フレイル)状態に陥らないための交流方法について」の研究を、イギリスの緩和医療のマインドを活かして探究する。
→訪問したホスピスで働く方々(ドクター等)に今までの研究を見てもらい、研究についての見解を医師目線でお話してもらった(レコーダーを使いつつ)。この文章執筆中の2025年12月現在まだ分析・考察途中なので、興味のある方は私のインスタグラムまでアクセスしてもらえると、進捗状況や成果が更新されているかもしれません。ぜひ、見にきてくださいね!
③私の地元・山形県鶴岡市(ユネスコ食文化創造都市:2014年認定)を含む日本の食文化を、周りの人に知ってもらう。
→ホストファミリーには、抹茶ラテ、味噌汁、うどん等(ちょうど同い年の日本人ゲストがいて、一緒にクッキングした)をご馳走し、食文化について紹介したり、日本と英国の食の違いについて話し合ったりした。語学学校で出会った友達には、日本の市販のお菓子(煎餅、抹茶チョコレート、飴、おしどりミルクケーキ、じゃがりこ、ハイチュウ、ぷっちょ、グミ類等)をたくさん配り、そのお菓子や日本の食べ物の美味しさについて話をした。

留学の動機

将来の夢が、多言語・手話・AI等を駆使して患者や家族に寄り添える「緩和ケア医」になることなので、緩和ケア発祥の地・英国で本物の体験を得たかった。実際にホスピスで医療チームの仕事を見学して、全人的医療のマインドを深く感じ取り、今後に活かしたかった。中1から続ける高齢者と社会的フレイルの研究を通じて、人生の“最期”を豊かにする「人とのつながり」が、英国でどのように生み出されているのかを学びたかった。

成果

目標を完全に達成できた留学となった。友達がたくさんできたし、緩和医療の知見や研究についても深められた。実際の現地での経験・体験それ自体のほかに、若いうちに失敗することの大切さや、人と関わる楽しさ・ありがたみに気づけた。何か壁にぶつかったときでも、周りに相談することで、必ず解決に向かえることもわかった。失敗は少ないほうがいいとは思うけれど、それは必ずしもダメなことではないということを学べた。

ついた力

勇気を出して行動してみる力

ロンドンの地下鉄は、まるで迷路のように交錯しているので、とても迷いやすかった。上り線に乗らないといけないのに下り線に乗ってしまったり、地下でWi-Fiが繋がらなくて降りるべき駅で降りられなかったりした。だが、勇気を出して周りの人(駅員さん、警備員さん、乗車待ちの人など)に聞いたら、非常に快く教えてくれた。私はけっこう積極的なタイプだが、この留学が、改めて「勇気」という大事なことに気づかせてくれた。

今後の展望

今の時点でやることは、英語力UP(IELTS 6.0-7.0くらいを目指したい)!!!
日本の医学部医学科に進学し(頭は良くないので要勉強......笑)、ある程度医学の道を極める。そして、その後もう一度イギリスに留学して、英国緩和医療を改めて深く学びたい。そのときは、この留学で研修を受けたホスピスはもちろん、チャリティーショップやほか興味のある施設にどんどん行きたいと夢を膨らませている。

留学スケジュール

2025年
7月~
2025年
8月

イギリス(ロンドン)

・Royal Trinity Hospice(ロイヤル・トリニティ・ホスピス)で、職員さんたちから、施設の説明や研修、研究へのアドバイスをいただいた。
・イギリス特有の「GP(家庭医)」による、イギリス発祥の“緩和ケア”を間近で学んできた。見学したものとして印象に残っているのは、GPはもちろん看護師や医療クラーク、理学療法士、そしてGPのトレーニーまで一緒にグループになって、朝から午後にかけてずっと、全病室をまわってそれぞれの患者に寄り添って協力しながら診察していたこと。他に、GPのあとについてホスピスを回らせてもらったり、GPトレーニーについて、患者さんへの注射を手伝わせてもらったり、医療カルテの見方を教えてもらったりした。また、あらかじめ考えてきた質問を何人かのGPやGPトレーニーにインタビューさせてもらった。加えて、私が4年以上独自で研究し続けている、「コロナ禍中地域高齢者がどのように過ごしていたか・コロナ禍後どのように過ごしているか・高齢者がフレイル状態にならないための交流方法について」という内容の研究へのアドバイスをいただいた。
・私の滞在先Wimbledon(ウィンブルドン)から、ホスピスのあるClapham Common(クラパム・コモン)まで距離があり、たった一人で電車通いする必要があったため、慣れるまで非常に苦労した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ホスピス入口の看板!初めて入るときは少し緊張した。
ガーデンで昼食休憩!サンドイッチとカットメロンがお気に入り♡
1階の様子(踊り場で撮影)。造りが印象的でした!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2025年
8月~
2025年
8月

イギリス(ロンドン)

・Royal Trinity Hospice Wimbledon charity shop(ロイヤル・トリニティ・ホスピス/ウィンブルドンチャリティーショップ)で、スタッフさんたちに仕事を教えてもらいながらボランティアをした。(このチャリティーショップは、Royal Trinity Hospiceの運営する店舗の一つで、ロンドン内には他に多くの別店舗がある。そして、そこで得た収益によってホスピスが成り立っている。)
・衣服類や靴類、アクセサリー類などの整理、スチームや値札付けなどをさせてもらった。また、店長さんやほかベテランスタッフが忙しいときや用事があるときは、その方々に頼まれて、接客もさせてもらった。お客さんには、マネキンに着させている衣服類を試着させてほしいとか、試着した感じを見てコメントがほしいとか、少しきついから最後に紐を結ぶのを手伝ってほしいとか様々なことを頼まれたが、どれも英語を使ってしっかり応対できたのが本当に嬉しかったし達成感があった。また、日本人として、「整理整頓」を頑張った。スタッフルームにあるアクセサリーがぐちゃぐちゃになった棚を、きれいにタイディーアップしたので、スタッフの方々にたくさん感謝されたし、褒めてもらえた。
→英語はもちろん、現地の見知らぬ人とのコミュニケーション、接客の仕方、加えてイギリスのホスピスがどのように成り立っているのかも学べた。
・私の滞在先と語学学校のあるWimbledon店で働いたので、移動が楽だった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Royal Trinity Hospice運営のショップ。
ハンガーにキューブをはめて、衣服をサイズごとに仕分けた!
チャリティーショップのなかの様子。接客楽しかった!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2025年
7月~
2025年
8月

イギリス(ロンドン)

・Wimbledon School of English(ウィンブルドンスクールオブイングリッシュ)という、イギリスの語学学校のなかで最高峰とも言われている学校で、19日間、質の高い教育を受けてきた。ちなみに、日本人割合もある程度低いため、私の求めていた学習環境には最適だった。
・入学の日にちょっとしたWritingテストとSpeakingテストを行って、私はHigh Intermediate というレベルのクラスに振り分けられた。半日(午前中)のプログラムで、私よりもずっと英語の話せる仲間にたくさん教えてもらいながら、充実した学びを得ることができた。購入したテキストを使ったり、慣れていないイギリス英語のリスニングをしたりして、充実した学習をできた。また、休み時間にたくさん友達を作ったり、午後にあるテニスやサッカー、観光のプログラムに参加したりして、英語での生活とイギリスを堪能した。学校生活のなかで、本当に多くの国籍をもつ友人ができて、毎日英語で話すのが本当に楽しかった!特に仲良くなった、グアテマラ・ポルトガル・韓国の友達とは、たくさん遊びに行った!!!♡(写真も添付しているので、ぜひ見てください!♡)
・滞在先のあるWimbledonの語学学校に、毎朝バスで通っていた。ちなみに、私はメイクやネイルをするのが大好きなのだが、イギリスの学校は日本と違って自由だったので、毎朝早起きしておしゃれするのが本当に楽しかった!!!♡

費用詳細

学費:納入総額

254,562 円

住居費:月額

181,279 円

生活費:月額

300,000 円

項目:空港往復送迎費、1ヶ月24時間サポート、海外送金手数料

140,875 円

私のベストフレンドたち♡♡♡
クラスの様子。みんなと話せて楽しかったな!♡
ガーデン。タバコ禁止なのに吸ってる人多すぎてびっくり!笑
費用詳細

学費:納入総額

254,562 円

住居費:月額

181,279 円

生活費:月額

300,000 円

項目:空港往復送迎費、1ヶ月24時間サポート、海外送金手数料

140,875 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

十分気をつけていたのに、盗難・紛失に2回も遭ってしまったこと߹ ߹
1つ目は、お気に入りのメガネ。しかも、これは留学1ヶ月前に買ったもの.....。ホストファミリーに日本食をご馳走するために、いつも行かないスーパーに買い出しに行った矢先のことでした。知らない間に失くなっていたんです߹ ߹ 何度か探しに行ってみたけれど、見つかりませんでした。
2つ目は、お財布。もちろん大事なものが入っていたので、焦りました。現金(ポンド)1~2万円分程に加え、プリペイドカードや念の為日本から持ってきていた健康保険証等が入っていました。思ったより冷静に対処(主にカード会社に電話し、カードでブロック)はできたけれど、悲しかった߹ ߹
皆さん、本当に気をつけてください!> <

メガネケースだけ ߹ ߹

笑いあり、涙あり!留学中にあった、すごいエピソード

“抹茶ラテ事件”
ある日、ホストファミリーに味噌汁・うどん・抹茶ラテをごちそうしたのだが......。
実は、私はもともと“抹茶パフェ”をごちそうするつもりだった。
前日に抹茶以外に材料として必要だったゼラチン・コンデンスミルク・砂糖・生クリームを購入し、当日は活動後早く家に帰り料理を始めた。途中まで良かったのだが、事件は生クリーム泡立て中に起こった。
なんと、イギリスの生クリームは「ダブルクリーム」という乳脂肪分の高い濃厚なもので、日本のものとは大きく違ったのだ。日本のものは、クリームが固まるまで手動で約15分混ぜないといけないが、イギリスのものは約5分。私はこれを知らなかったため、日本と同じようにイギリスのものを混ぜてしまい、バターと乳脂肪分が分離した、生クリームとかけ離れたものができてしまったのです߹ ߹ 気づくのが遅くて、手遅れでした...。
調べまくると、それを溶かしてソースとして使う方法を見つけたので、鍋を借りて熱した。すると、大量のソースができた。私は、なんとなく、「あ!抹茶ラテにできそうだ!」と思って、作っておいたゆるい抹茶ゼリーとそのソースとを混ぜ合わせた。
最終的に、結果オーライ、ホストファミリーにも喜んでもらえて、抹茶の良さを伝えられた。
おいしかったが、次はもっとしっかり下調べをしておくべきだと非常に勉強になった日だった笑

実際に熱したときの写真!もう完全にクリームじゃない...笑
なんとかうまくいって、抹茶ラテ完成しました!爆笑
一緒にホストファミリーに提供した、味噌汁とうどん。

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

この留学は、実は私の初めての海外。
人生初海外が自分たった一人というのは少しドキドキだったが、正直ワクワクが勝っていたので、思う存分楽しもうと、家族や親戚、友人、そして自分にもお土産をたくさん買った。
そこで手に入れた、とても大切にしているもののなかから、今回は3つだけ紹介する。(添付画像もご覧ください!)
1つ目は、友達とロンドンを観光していたときに購入した、ロンドンのご当地バッグ!白いからあまり汚したくないけれど、デザインがすごく可愛くて普段遣いしてます♡学校や塾など、私が留学したことを知っている人からは、高確率で「もしかしてイギリス行ったときのやつ?!」と聞かれます笑笑
2つ目は、一番仲良くなった語学学校の友達に、私がロンドンを離れるときにプレゼントした、おそろいのネックレスです!♡♡♡
3つ目は、「イギリスと言えば」で思い浮かぶ人も多いと思われる、近衛兵のマスコットキーホルダーです!可愛いので、通学用リュックにつけてます♡

ロンドンご当地バッグ!本当にお気に入り♡
友達におそろいでプレセントした、イニシャル入りネックレス!
通学用リュックにつけている、近衛兵ベア♡♡

自分からコミュニケーションを始め、どんどん自分の上達させたい言語を話すこと!

  • 語学力 : 英語

私は、言語習得において何より大事なのは、「自分からコミュニケーションを始め、どんどん自分の上達させたい言語を話すこと」だと思う。
私のホストファミリーは、ユーモアにあふれた、ブリティッシュイングリッシュがとても綺麗な英国人だった。特に印象に残っているのはホストマザーで、彼女は楽観的で面白く、芯の通った人物で、私と様々な会話をしてくれた。
私が話を持ちかけると、どんどん色々な話に広がっていき、多くの言葉を学ぶことができたし、たまに発音がより綺麗になるように教えてくれた。アメリカンイングリッシュに慣れていることもあって、最初は聞き取るのが少し難しかったけれど、日に日に聞き取れるようになっていったし、自分の意見をより多く返せるようになっていった。また、話すうちに、わからない言い回しや表現・語彙があるときは、それを、その時点での語学力で説明したり、ジェスチャーで表すなどして、語学力も上げられた。
皆さんには、「自分からコミュニケーションを始め、どんどん自分の上達させたい言語を話すこと」を意識して、留学を楽しむことをおすすめします!

ホストファミリーとの食事の様子。

予定取り付けは早めにすること!

  • 留学先探し : インターンシップ

私が伝えたいのは、「予定取り付けは、早ければ早いほど良い」ということ!
特に留学中の受け入れ先機関や、ホストファミリーなどに関してだが、それらは、国によっては受け入れ先が少ない・見つけにくいことを、知っておかなくてはならないと思う。
私の場合は、イギリスで、比較的探しにくく、トビタテ留学JAPAN奨学金プログラムに受かる前から様々な機関に連絡をしていたが、返信が返ってくることがほとんどなかったくらいだった。
つまり、プロフェッショナルな受入先機関やそういったプログラムのある機関以外は、依頼のメールを何通送っても既読すらつけてもらえなかったり、受け入れできないことさえ連絡してもらえなかったりすることは、ざらにあるということだ。
確かに、日本の場合は少し取り付けが遅くともなんとかなるケースが多いかもしれない。だが、それは日本だから、日本人だからであり、それが海外となると難しい。
留学する人は、絶対に気をつけたほうがよいことの一つです!

説明できる画像がないので、友達と取った写真です!笑

留学前にやっておけばよかったこと

現地の人に配る(プレゼントする)お土産を早めに購入しておくこと。
→実は、駄菓子「金平糖」の大袋を、留学1週間前にネット注文したのだが、留学に行く日までに届かず、私が日本を発った1日後に家に届いてしまった。もっと早く注文していれば、現地の人に日本の昔ながらのお菓子を実際に食べて知ってもらう機会になったのに...と後悔している。

留学を勧める・勧めない理由

留学!強く勧めます!(さらに言うなら、1人留学を推します!)
主な理由は、自分の世界がとってもひろがる・自信がつき勇気も出しやすくなる・生活力がつくから!
日本にいたときはたった数個しかなかった視点が、留学だけで何倍にもなる感じ。さらに、絶対にハプニングが起きるので、対応力がつく。一番頼れるのは自分だから、粘り強くなる。
留学に少しでも興味があるなら、奨学金をバンバンとって、留学すべき!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学前から、現地の言語に触れられる環境に身を置くことがとても大切だと思います!
私の場合は、HelloTalkという言語交換アプリを使い、いろんな国籍の人と友達になりました!今でもよく話す友達もいます!
そして、留学中にわからないことや困ったことがあれば、迷わずすぐに近くの人を頼って、質問したり相談したりすることが、あなたの学びを深めることにつながります!
You can do it !!!