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平川 耕太

出身・在学高校:
津山工業高等専門学校
出身・在学校:
津山工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
総合理工学科
在籍企業・組織:

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最終更新日:2025年11月07日 初回執筆日:2025年11月07日

ニュージーランドと日本の酪農の違いを調査

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ETC (English Teaching College) パーマストンノース校
  • ニュージーランド
  • パーマストンノース
留学期間:
35日
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 590,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 705点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC745点>

留学内容

全体のテーマとしてニュージーランドの酪農について調査し、日本の牛乳廃棄問題の解決のために自分にできることを考える、ということを念頭に置いてニュージーランドのパーマストンノースの酪農家のもとで約1か月過ごし、アンケートや農作業体験、乳製品の市場調査などを行った。結果、酪農はニュージーランドの主要産業であり、乳製品の種類と量は沢山あった。それは乳製品がニュージーランドの食生活に欠かせないものであり、調理方法や用途に合わせて使い分けるためだとわかった。また、牛乳は賞味期限が長いため長期保存ができ、余ってしまった場合は冷凍保存するため廃棄されることが少ないとわかった。日本では学校給食で牛乳が供給されているが、ニュージーランドの学校で牛乳を摂取することがないため、長期休みによる大量廃棄は起こらないとわかった。

留学の動機

留学しようと
思った動機は主に つある。
1つ目は、海外での生活や文化に興味があり、留学を通してそれらについて学びたいと考えたからである。
2つ目は、英語圏に身を置いて、自身の英語力を向上させたいと考えたからである。
3つ目は、もともと酪農や農業に対して興味があり、日本と海外との違いを調べてみたかったから。

成果

探究活動を通して今までよりも積極的に新しいことに挑戦できるようになった。
語学学校の友達や旅行中に出会った人とお互いの地元や文化、将来のことについて話し、自分の育った町や日本のこと、自分のことについて海外の人に伝えることができた。
得意分野の話しだと、自分が伝えたいことを英語で的確に伝えることができ、自身の英語力の向上につながった。

ついた力

行動力力

留学中の探究活動では今までよりも積極的に新しいことに挑戦するよう心掛けていた。また、沢山の人に自分から話しかけるように心掛けた。これにより、自分で考えて率先して行動する力が付いたと考える。今後も留学で得られたことを継続することで、自分の力にさらに磨きをかけていきたいと思う。

今後の展望

これからも語学力の向上と異文化交流に積極的に参加していきたい。今回の留学で培った力や経験をもとに大学編入後は研究者の道に進み、自分の研究に関するテーマで留学してみたい。

留学スケジュール

2025年
2月~
2025年
3月

ニュージーランド(パーマストンノース)

渡航後は北島のパーマストンノースにあるファームにホームステイしながら平日は語学学校へ行き、放課後はホストファミリーと買い物に行ったりドライブをしたり、一緒にご飯を作ったりした。休日は農場のお手伝いや探究活動、ホストファミリーとお出かけや映画を見たりして過ごした。探究活動では、週末は牧場で牛の搾乳時の様子や放牧されている所を見学したり、ホストマザーのお父様が経営されている牧場で牛の餌となる穀物や牧草の収穫を手伝った。平日は放課後にホストファミリーと近所のスーパーマーケットや食品雑貨店の乳製品売り場を訪れ、牛乳や乳製品の市場規模やどのような種類の製品が売られているのを調べた。また牛乳廃棄問題に関連するアンケート調査や質問を行った。活動の成果としてニュージーランドの酪農の特徴や乳製品の種類、使用用途、消費頻度などについて知ることができ、日本と比較することができた。また、探究活動を通して、英語力(スピーキング、リスニング)の上昇や今までよりも積極的に新しいことに挑戦できるようになった。語学学校ではクラスメイトとご飯を食べたり街に出かけたりした。帰国一週間前には友達とウェリントンへ旅行へ行き、様々な経験をすることができた。

費用詳細

学費:納入総額

494,558 円

住居費:月額

192,000 円

生活費:月額

54,000 円

項目:航空代

350,000 円

ホストファミリーと近くの海にドライブに行った時の写真
費用詳細

学費:納入総額

494,558 円

住居費:月額

192,000 円

生活費:月額

54,000 円

項目:航空代

350,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学前、私は初めて会う人や顔見知りな人に自分から積極的に話しかけるのが苦手だった。いざ話しかけようと思って準備しても、直前で不安になって話しかけれないことが沢山あった。さらに、私にとって初の海外だったので、日本との文化やルールの違いなどを理解できず、他人を困らせてしまわないかと考えていた。なので留学に行くと決めた時、探究活動などの自主的な活動で結果を出すことができるか不安だった。しかし、留学という貴重な機会で、そのような不安を抱えて生活するのはもったいないと思い、自分を変えるチャンスだと思い、覚悟を決めて渡航した。留学では初探究活動や学校生活、ホームステイ、旅行など、様々なイベントを通して沢山の人と関わる機会があった。そこで、学校では友達に積極的に話しかけるようにしたり、わからないことがあるときはホストファミリーや先生を頼るようにしていた。その結果、留学後半では、不安な気持ちは消え、自分の思っていることを英語で伝える楽しさを知ることができた。また、旅行先では、ホテルやお店、公共交通機関を利用する機会が多かったため、臨機応変に対応する力が身についた。私は留学という貴重な経験を通して、人に積極的に話しかけれるようになっただけでなく、自分の考えを行動に移せるようになった。

留学最終日の自分

TOEICを通した英語力の強化

  • 語学力 : 英語

私の場合、もともと英語が不得意で、語学力が問われず海外に行けると知ってトビタテに応募したので、いざ合格した時、海外でちゃんと暮らしていけるのか、そもそも飛行機に乗ったことがなかったので、ちゃんと渡航できるのか不安でした。私は高専に通っていて卒業後は大学編入したいと考えていたため、高専3年生の時からTOEICの勉強を始めました。トビタテ合格後はより力を入れて取り組み、はじめは中学英語の文法もままならないところから、渡航前にはスコアを705まで上げることができました。TOEICで出てくる単語や文章にはビジネス英語でが多いのですが、日常生活で使われる単語もよく出てきます。そのため、留学中の日常生活での会話や学校で出てくる英文、公共交通機関や空港の案内などは、すべてTOEICをある程度勉強していれば困ることはないと思いました。自分はTOEICのために勉強していましたが、ある程度英語ができる方は単語だけ勉強してみてもよいかもしれません。

初の飛行機で国際線に乗り込むときの様子

留学前にやっておけばよかったこと

ニュージーランドのマオリ文化、ラグビーなどのニュージーランド特有の文化についてもっとリサーチしておけばよかったと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

海外に行ったことがない人にとって、海外の文化に実際にふれることは自分の中にあった価値観を変えたり、新しい視点でもの後を考えられるようになったりと、日本では得られないことが沢山ある。また、1か月あれば基本的な英会話はできるようになる。このような理由があるので私は留学に行くことをお勧めします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では楽しいことだけでなく不安なことも多いと思います。語学力に自信がなくて孤立してしまうかもしれない、海外の文化に適応できないかもしれない、など様々な不安が渡航前や留学中に頭に浮かんできます。しかし、留学に行けるのはそれが最後になるかもしれないとても貴重な機会だと思います。その機会を自分を変えるチャンスに変えて、全力で挑戦してほしいと思います。