留学内容
日本がイギリスから学ぶべき心理学の技術や生徒への対応はなにかというテーマで探究を行った。
事前に日本の不登校生徒の課題や文部科学省が出しているスクールカウンセラーについてのサイト、イギリスと日本の心理学に関連した法の比較をし、情報収集をした。
小学生の頃から続けてきていた創作活動の力を活かし、心理学と芸術の接点であるアートセラピーに注目し、留学の活動の中に取り入れてその様子を実際に観察、現地の人や語学学校で出会った同年代の人々に話を聞くことで、各国の学校の雰囲気の違いや、考え方の違いを探ったり(そのためのアンケートも呼びかけて実施)をすることで、日本とイギリスの違いを探ることを主な目的とした活動を考えた
。
その一例として、身の回りのアートセラピーについての情報収集に向けてイギリスの町の色々なアートを探し、学校のアクティビティの「ART TIME」にも参加した。
語学学校の中で色々な人と交流しながらお互いの学校の様子を話し合い、時にはアンケートを実施しながらも学校における心理学の需要度を比較し探究活動を進めた。
【障害児施設の先生にインタビュー】
語学学校の近隣に立地している障害児施設へ、職員の方々に施設内を案内してもらいながら生徒への対応方法などを教えてもらった。
インタビューさせてもらった施設の中には1階と2階に分かれている大きめのプレイルームがあった。先生は子供たちの意欲を引き出させるために、絵を習慣的に描かせることを大切にしているそうだ。そうすることで、子供たちの気持ちをより明確にくみ取ることができ、意思疎通によってお互いの心を開けやすくなるそうなのでアートの時間は欠かさず取り入れているとのことだった。
【子供用のお絵かきコーナーが設置してあった教会】
ブリストルスの教会で、床に敷かれた縦長い紙の周りにお絵かきができるように広く場所がとってあるのを見つけた。誰でも教会に寄った際に描くことができる、自由なスペースが広く確保されているのは日本にあまり見ないものだと思い新鮮さを感じた。
【語学学校 夜のアクティビティに参加】
語学学校では毎晩2時間ほどのアクティビティというものがあり、その中には毎回「アートタイム」が組み込まれていた。
【夜のアクティビティで折り紙教室】
語学学校のスタッフの人に交渉し、2回にわたって折り紙教室を実施
7/26
時間…20:00-22:00(2h)
場所…アートのアクティビティで使われる教室
用意…折り紙 柄付き2種類+無地2種類
カラーペンは借りられた
折り紙図鑑2冊(この中から選んでもらうのも良し)
「折り鶴」「ハート」「かえる」の折り方を皆へ手順を一つ一つ見せながら教えた。
折り鶴を折るのが大変そうだったので、教える順としては折る回数の少ないものの方が良いのかと感じた。これらの時間で得た物を活かし、もう一度折り紙教室を開催した。
8/10
時間…20:00-22:00(2h)
場所…教室
用意…折り紙 柄付き2種類+無地2種類(前回のあまり)
カラーペン(借りた)
折り紙図鑑2冊
前回よりも教室が狭く小規模だったので、皆に教えるというよりは、図鑑から好きなものを選んでもらって折ってもらったり、その中を見回りながら折り方を教えたりした。どんなものを折るのかという傾向を掴む事ができた。やはり鶴は日本独自で、折るのが難しいのもあって新鮮なようだった。






