留学内容
2025年の7/26~8/11の16日間、国ごとに法整備が異なり明確な正解がない安楽死問題について自分で考えて答えを出したいという思いのもとDWDC(カナダ尊厳死協会)でのスタッフインタビューと観光地での街頭インタビューを通してカナダと日本の国民性の違いや政治体制の違いにも着目しながら理解を深めた。
最終更新日:2025年11月13日 初回執筆日:2025年11月13日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 英語 | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級> |
2025年の7/26~8/11の16日間、国ごとに法整備が異なり明確な正解がない安楽死問題について自分で考えて答えを出したいという思いのもとDWDC(カナダ尊厳死協会)でのスタッフインタビューと観光地での街頭インタビューを通してカナダと日本の国民性の違いや政治体制の違いにも着目しながら理解を深めた。
3歳の頃から父親に「死ぬとどうなるの?死ぬってどういうこと?」などと質問していて、人一倍死に対する興味が強かった私は、中学入学後も安楽死に関連したテーマの映画を友人と観に行ったことなどから、安楽死制度について自分なりに探求したいという思いが強くなっていた。積極的安楽死が法律で認められている国の中から唯一英語圏であり自分の語学力で意思疎通できるカナダを留学する国に選んだ。
DWDCでは7名のスタッフに計3時間のインタビュー、そしてナイアガラの滝などの観光地でも街頭インタビューを行った。日本での安楽死合法化が時期尚早と言われるのは欧米との死生観の違いが主な理由だと思っていたが、自らが立ち上がって国の制度を変えようとする人が日本には少ないこと、またその個人を支援する団体や世論からのサポートが得られないこと、そして欧米と比べ地方自治権限が小さいことも要因の1つだと考えた。
自己肯定力
語学学校や航空券の手配を自分で行い、13時間のフライトも1人で過ごし、ナイアガラの滝やトロント島などへの移動も自力で行ったため海外でも自らの行動力が発揮できたことが大きな自信につながった。また、語学学校で知り合った外国人の友人は自らの英語力にかかわらず自信を持って話しており素敵だと感じた。このような経験から自分の得意なことや長所にしっかりと目を向け、自分で自分を肯定してあげられるようになった。
安楽死の対極にあるテーマとして「緩和ケア」が挙げられる。そこで、大学生のうちにイギリスのホスピスなどを視察し、近代社会の潮流として安楽死を認めることが正しい選択肢なのか別の視点から捉え直したい。そして安楽死も緩和ケアも国民に浸透していない日本でどちらの方がより国民が自分らしく生きられる制度づくりとなるのかということを深く探求したいと思う。
2025年
7月~
2025年
8月
2025年の7月から8月にかけての約2週間、カナダのトロントに留学に行った。事前研修で遂行を行った「人々にとって「救い」となる安楽死法実現のために日本で必要な法整備とは?」というテーマを探求した。午前中は語学学校に通い、世界各国からトロントに集まっている生徒と英語で活発な意見交換を行った。午後はそこでできた友人と一緒にトロント市内を観光しながら人が多く集まる観光地に行った際は街頭インタビューを行った。
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
今回の安楽死に関する探究留学と大学時代の緩和ケアに関する探究留学を通して自分なりに日本にとってのよりよい選択を模索していきたい。医学部進学を目指しているので大学卒業後、研修医として様々な科を回った後はまず日本国内で医師としての経験を積み患者さんに寄り添える医師になりたい。そして得意な英語を活かして働くために、在外公館医務官となり英語だけでなく他言語も積極的に学び世界中の死生観を現地の人との対話を通じて知っていきたい。15年ほど海外で過ごした後は日本に戻り誰よりも死生観の確立された医師として多くの人に頼ってもらえることを目指したい。
カナダに渡航した数日後から腕や脚、背中など身体全身に赤い湿疹ができてしまった。とてもかゆく、毎晩寝ている間にかきこわしてしまうためなかなか症状が改善しなかった。ホームステイ先の近くの薬局に行き、市販のボディクリームを買い入浴後につけたがあまり改善が見られなかったため両親に相談した。語学学校の近くに病院があったため強力なステロイドと飲み薬を処方してもらい2日ほどで症状は改善した。カナダに到着して2回目の週末はRogers Centreでの野球観戦やナイアガラの滝などの予定がつまっていたためその前にしっかりと治すことができて良かった。
カナダが日本よりも乾燥していることや硬水の水質が自分に合わなかったことが原因として考えられるが、別の土地に離れるときは気候の変化などを踏まえ事前にできるだけの準備をしていった方が良いと思った。
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