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髙井 一翔

出身・在学高校:
札幌日本大学高校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2025年10月20日 初回執筆日:2025年10月20日

日本の木造建築をさらに良くするには

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Casagrande Laboratory
  • フィンランド
  • ヘルシンキ
留学期間:
33日
総費用:
700,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

テーマは「日本の古来からの文化を守るために、気密性などをあげれば木造建築を普及させれるのだろうか」です。これを自然が豊かで、木造建築が多いフィンランドで、インターンを通じて現地の方などと話して調べようと思った。結果、フィンランドに木造建築が多いのは、元々の国土やリノべ文化に基づいており、気密性をあげることは可能だが、普及に繋がるかは未知数だということが分かった。

留学の動機

元々フィンランドに対して憧れがあり1度行ってみたいと思っていた。そのタイミングでトビタテで奨学金を貰いながらフィンランドに行っている人がいることを知り、自分もトビタテで行こうと決心した。また、自分は自然が好きで自然の中で自分が癒されると思っている。家の中に自然が溢れれば日頃から癒されれると思う。そこで、サウナ等で自然素材の家に強いフィンランドに建築で留学しようと思った。

成果

実際に建てられる家のデザインを任せてもらい、それを通してデザインする時の基本的な考え方やフィンランドのサウナの構造、建築と自然との関係性について学ぶことが出来た。
また、フィンランドが高校生以下の美術館、博物館の入場料が無料なことを利用して色々な美術館、博物館に行きフィンランドの色々な物の歴史やデザインについて学べた。

ついた力

町楽しみ力

インターン先の企業の定時が日本と違って結構早めだったのでヘルシンキを含め周りの都市を毎日回っていたら地図や口コミを見るだけでどこの場所が今の自分の価値観に合ってて楽しそうかを見極める力が着いた。それに伴い、目的の場所までの道の中で面白そうな店や美味しそうな店を見つけるのもめっちゃ上手くなった。

今後の展望

留学を経て、他のものと少し悩んでいたが、本格的に建築について大学で学びたいと思った。それに加えて、もう1回留学に行きたいことや、起業についても興味が生まれたので大学トビタテにも挑戦しようと考えている。

留学スケジュール

2024年
7月~
2024年
8月

フィンランド(ヘルシン・エスポー)

インターン先で自分が聞きたいことを聞きながら、実際に建てられる予定の建物のデザインを1ヶ月かけて行った。そのふたつを両立することができ、充実した留学になった。
フィンランドにはホームステイをさせて頂いたが、2回変わって計3家族のところに止まらせて頂いた。どの家庭もめっちゃフレキシブルで、僕に対して良くしてくれて楽しかった。フィンランドにいる間は7:30くらいに起きて長くて9:00-16:00くらいまでインターン先に行って、残った時間で色んなところを散策していた。

費用詳細

学費:納入総額

700,000 円

住居費:月額

300,000 円

生活費:月額

20,000 円

家庭サウナ
インターン先で考えた建築案
費用詳細

学費:納入総額

700,000 円

住居費:月額

300,000 円

生活費:月額

20,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

フィンランド行きの飛行機の中で仲良くなった大学生の方がいた。その方に、僕がフィンランドに行っていた時期にフィンランドに滞在している日本人とフィンランドに住んでいる日本人の方たちが集まるパーティーに誘われた。そのパーティーに行ってみると、大学生~30代位の人が大半だったが、小学生の子もいてびっくりした。そのパーティーでは、色々な人の視点からのフィンランドと日本の違いや、フィンランドの歴史、制度、情勢などが聞けてとても楽しかった。その時に出会った「異国の戦友」

友達といった植物園

なんとかなるさ

  • 語学力 : 英語

海外に行くならば、英語を完璧にすることを課題とする方が多いだろう。日本で英語をがんばってマスターしようとするだろうが、短期間でマスター出来たら苦労はしない。
ここでは、海外の方とのコミュニケーションについて話そうと思う。実際問題、英語を完璧にすべきかと聞かれたら、否だと思う。できるに超したことはないと思うが、実際に行ってみると現地の方たちは海外から来た人に対して英語力をそこまで期待してはいない。ホストファミリーも日本人が来ると知っているから逆に日本語を学んでいてくれていたし、英語で伝えるのに困っている時は意図をくみ取ってくださるか翻訳を使ってくれる。
これらのことから、僕は日本での英語の取り組み方は、
①シチュエーション別に使えるフレーズを重点的に覚える
②困った時に使える言葉は覚える
ことが大事だとおもう。

留学前にやっておけばよかったこと

ヨーロッパ圏に行くのならば、留学前には行く地域の言語を覚えるよりも英語の使えるフレーズを少しでも覚えた方がいいと思う。少なくともフィンランドでは、教育水準が高いこともあり英語が通じるので助かった。また、計画は詰めすぎない方が良い。初めての場合は特に現地につかないと分からないものがある。それに、詰めないほが現地での事情に臨機応変に対応できてより良いものにできる。

これから留学へ行く人へのメッセージ

海外は全然怖いところじゃないから、機会があるならぜひ行った方がいいと思います!