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Nana

出身・在学高校:
出身・在学校:
一橋大学
出身・在学学部学科:
社会学研究科
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年09月16日 初回執筆日:2025年09月16日

台湾で学ぶ移民女性のエンパワーメント

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 国立台湾大学社会科学院
  • 台湾
  • 台北
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,400,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私は日本における外国人女性が妊娠や出産の際に抱える課題の解決のために、外国人女性のエンパワーメントについて研究から実践まで包括的に学び、多文化共生とジェンダー平等を目指す日本社会に知識と実践を還元するという目標のもと、日本と同じように近年移民を多く受け入れ、多文化共生政策が進む台湾へ留学を決意しました。具体的には、国立台湾大学で、台湾における多文化共生とジェンダー平等について学術的な知識を得ることに加えて、外国人女性の支援を行う NGO でインターンシップを実施し、実践的なスキルを得るという座学と実践を掛け合わせた留学をしました。座学面では、国立台湾大学にて国際社会学やジェンダー研究に関連した授業を受講し、日本の移民女性に関するレポートを二本執筆したり、関連する研究をする教授や学生と繋がってネットワークを広げるなどをしました。また、中国語の授業を一年間受講したり、台湾の原住民の小学校との一学期間の交流を通じて、台湾における多文化共生について学びました。実践面では、台湾で移民女性の妊娠や出産を支援するNGOで6か月間インターンシップを実施し、インターンシップ期間中にスピーカーとして折り紙を使ったリーダーシップワークショップを開催しました。また受け入れ先以外でも、移民支援をする様々な団体へ見学・イベント参加しました。

留学の動機

自分の修士論文のための研究という側面だけではなく、この留学を通じて、移民女性が直面する困難に対して、国を超えて実践的な支援や多文化共生のあり方を学びたいと感じたことがきっかけでした。

成果

留学を通じて、自分の留学テーマに関して理解を深めると同時に、多様なバックグラウンドを持つ人との出会いを通じて、世界中にかけがえのないつながりをつくることができました。

ついた力

つながり力

多様な国、多様なバックグラウンドを持つ人との出会いや寮生活などでの密な交流を通じて、コミュニケーション能力と色々な人と繋がりあえっる、つながり力をつけることができたと感じます。

今後の展望

留学を経て、今後は台湾で学んだ知識や実践を日本社会に還元できるように研究に励んでいきたいと思います。

留学スケジュール

2024年
8月~
2025年
6月

台湾(台北)

座学面では国立台湾大学にて国際社会学やジェンダー研究に関連した授業を受講し、学術的に移民研究やジェンダー研究に関する理解を深めることができました。また、同じような興味関心を持つ学生や同じような研究分野の教授たちと繋がることができました。
実践面では台湾で移民女性の妊娠や出産を支援するNGOで6か月間インターンシップを実施しました。インターンシップ期間中には自らがスピーカーとなって、日本の折り紙を通じたリーダーシップワークショップを担当させてもらいました。このワークショップを通じて、インドネシアやフィリピンなど国を超えて移民女性たちが経験を共有し合うことができ、折り紙を使ったアートを通じて、クリエイティビティにあふれる空間を移民女性たちと作り上げることができたことが印象的でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

中国語の授業を一緒に受講した世界中の友だちたち
スピーカーとして主導したワークショップの様子
移民女性たちとつくった折り紙の鶴
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

私にとっての留学は、今まで見たことのない自分の姿を探求する「挑戦」です。留学中に自分がするとも、できるとも想像していなかった様々な出来事に対して、やったことがないやわからないことを言い訳にせず、何でも挑戦することを心掛けました。
学んだことがないトピックの授業を受講してみたり、食べたことがない食べ物を食べたりしてみた小さな出来事から、インターンシップなどの大きな出来事まで色々な経験をしました。
その中でも心に残っているのが、ルームメートと挑戦したハーフマラソンでした。今までマラソンなどはしたことがなく、自分ではやろうとも思わないことでしたが、ルームメートの誘いもあり、二人でコツコツ練習を重ね、完走することができました。この時に感じた達成感は、今まで見たことのない自分の姿を探求する挑戦がなければ得られないものであったと感じます。

ハーフマラソンに完走したときの写真

自分の悩みはためずに、話してみる!

  • 住まい探し : 学生寮

留学中私は学生寮で生活していました。1学期目は中国からの留学生二人と生活し、2学期目はドイツ、トルコ、アメリカからの留学生と生活しました。ルームメートのおかげで、毎日楽しく充実した寮生活を送っていたものの、共同生活をするうえで、すれ違いなどもありました。自分が嫌な思いをしたり、変えてほしいと思ったことはためずに、話してみると、何か解決の方法が見えてくるかもしれません。実際に私も勇気を出して、自分の気持ちを伝えたことが何度かあり、その時はいつもルームメートが話を聞いてくれ、問題の解決に向かうことができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学期間中は毎日が刺激にあふれていて、あっという間に過ぎてしまうと思います。その間に楽しいことだけではなく、つらいこともあるとは思いますが、どれも最後にはかけがえのない経験になります。そして留学先ではきっと何かうまくいかないときに支えあえる友だちと巡り合えると思います。一生に一度の経験を思いっきり楽しんできてください!