留学内容
私は日本における外国人女性が妊娠や出産の際に抱える課題の解決のために、外国人女性のエンパワーメントについて研究から実践まで包括的に学び、多文化共生とジェンダー平等を目指す日本社会に知識と実践を還元するという目標のもと、日本と同じように近年移民を多く受け入れ、多文化共生政策が進む台湾へ留学を決意しました。具体的には、国立台湾大学で、台湾における多文化共生とジェンダー平等について学術的な知識を得ることに加えて、外国人女性の支援を行う NGO でインターンシップを実施し、実践的なスキルを得るという座学と実践を掛け合わせた留学をしました。座学面では、国立台湾大学にて国際社会学やジェンダー研究に関連した授業を受講し、日本の移民女性に関するレポートを二本執筆したり、関連する研究をする教授や学生と繋がってネットワークを広げるなどをしました。また、中国語の授業を一年間受講したり、台湾の原住民の小学校との一学期間の交流を通じて、台湾における多文化共生について学びました。実践面では、台湾で移民女性の妊娠や出産を支援するNGOで6か月間インターンシップを実施し、インターンシップ期間中にスピーカーとして折り紙を使ったリーダーシップワークショップを開催しました。また受け入れ先以外でも、移民支援をする様々な団体へ見学・イベント参加しました。