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Aoi

出身・在学高校:
出身・在学校:
慶應義塾大学
出身・在学学部学科:
法学部政治学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年09月10日 初回執筆日:2025年09月10日

英国で学ぶ移民政策と共生

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • バーミンガム大学 政治学・国際関係学
  • イギリス
  • バーミンガム
留学期間:
9ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 890,000円
  • 東京俱楽部国際奨学金 500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 ネイティブレベル<英検一級、TOEFL 102点> ネイティブレベル

留学内容

私は多文化共生社会の実現に向け、英国バーミンガムで移民政策と市民社会の実態を学ぶことをテーマに留学しました。大学での授業を通じ、イギリスにおける移民受入制度や不当労働問題を体系的に理解し、現地でのフィールドワークやボランティア活動を通じて理論と実務を結びつける経験を積みました。UNICEFの活動ではガザの子どもたちの支援としてベイクセールを実施し、464ポンドを寄付。また、MUN経験を活かし現地の団体での会議にてアフガニスタン大使役を務め、国際協力の意思決定プロセスを体感しました。さらに交換留学生向けにキャリアイベントを企画・運営するなど、学内外で多様な活動にも挑戦しました。

留学の動機

幼少期に米国で生活した経験から、多文化共生の重要性を実感しました。日本で外国にルーツを持つ子どもたちが直面する言語や生活上の課題を解決したいと考え、政策的視点と現場経験の双方から学ぶ必要を感じました。そのため、多文化社会としての特徴を持つバーミンガムで学び、研究や活動を通して日本の将来に活かすために留学を決心しました。

成果

ユニセフ学生団体(バーミンガム大学支部)でガザの子ども支援のためにベイクセールを行い、464ポンドを寄付するなど行動に移す経験を得ました。MUNでは大使役を務め交渉力を磨き、授業内での知識を実践に結びつけました。また、交換留学生向けキャリアイベントを開催しました。課題を見つけ、自ら形にする力を培いました。

ついた力

異文化環境で課題を形にする力力

授業で学んだ知識を社会活動につなげ、ユニセフでの募金活動やキャリアイベントの企画を実現しました。異文化環境では前例や支援が十分でない中、自ら課題を見つけ、周囲を巻き込みながら行動に移す必要がありました。その経験を通じて、多様な価値観を持つ人々と協働しながら実践的に成果を生み出す力を培いました。

今後の展望

これまで国際政治や歴史を学び、留学を通じて多様な価値観や社会課題に触れてきた経験から、今後は「グローバルに活躍し、社会や人々の生活に持続的な価値を生み出す」ことをキャリアの軸に据えていきたいと考えています。
そのために、若手のうちから多様なフィールドで挑戦し、現場で培った交渉力やマネジメント力を磨きながら、将来的には事業をリードし、国や人をつなぐ役割を担える人材へと成長したいです。

留学スケジュール

2024年
9月~
2025年
6月

イギリス(バーミンガム)

イギリス・バーミンガム大学に交換留学生として在籍し、主に多文化共生社会と移民政策を学んだ。特に印象に残った授業は「New Migration and Super Diversity」で、英国の移民政策や社会統合の課題(不当労働や社会保障の不平等など)を理解した。
MUN経験を持つことを同級生に話したところ、開発援助についての授業経由でアフガニスタン大使の代理として模擬会議に参加する依頼を受け、国際会議形式での交渉や政策討議の運営を経験した。さらに、交換留学生向けのキャリア支援に課題を感じ、留学生向けの就活説明会を企画・共催した。これにより、企画立案・運営・関係者調整の実務力と多文化環境でのコミュニケーション能力が大きく向上した。
住居は大学寮に滞在し、フラットメイトや他国の留学生と生活を共にする中で、日常的に異文化理解と協働の機会を得た。例えば、食文化の違いや生活習慣の差異を楽しみながら尊重すること、自己表現や個人の時間を大切にするイギリス文化を学ぶことができた。これらの経験により、異文化環境で主体的に行動する力や適応力、課題解決力を身につけた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

寮の部屋の窓から見えたOld Joe
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2024年
11月~
2025年
6月

イギリス(バーミンガム)

授業外では、UNICEFのバーミンガム大学支部の一員としてガザの子どもたちの支援活動に参加し、ベイクセールで464ポンドを集める成果を上げた。当初参加を予定していた移民支援団体はウェイティングリストに載せられたため、代わりにUNICEF(バーミンガム大学支部)での活動に取り組むことになったが、現場での支援活動を通して、理論で学んだ政策の意図と市民生活の実態とのギャップを肌で感じることができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ベイクセールの様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

バーミンガムでの寮生活で出会ったフラットメイトたちは、私にとってかけがえのない存在である。特にガールズのグループ、ポルトガル系カナダ人、フランス人、台湾出身の姉妹的存在たちとは、日々の生活で支え合い、互いに話を聞き合いながら過ごした。「We were always there for each other」という言葉通り、どんな小さな悩みも共有し、励まし合う日々は、留学生活の精神的支柱となった。休日には一緒にミュージカルを観に行ったり、ハリーポッターのワールドに遊びに行ったりと、異文化を背景に持つ彼女たちと過ごす時間は常に新鮮で、楽しく、学びに満ちていた。今でもその日々を思い返すと、心が温かくなると同時に、彼女たちと過ごした時間が恋しく、かけがえのない思い出であると強く感じる。

深夜に彼女たちと作ったシナモンロール

時差との両立

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

留学中は日本の就職活動と時差の両立が大きな課題だった。特に早期化が進む就活に対して、情報収集を怠らないようにロンドンのキャリアフォーラムにも参加し、企業情報や応募機会を積極的にチェックしていた。しかし、面接やオンライン説明会は日本時間に合わせる必要があり、深夜や早朝の時間帯に参加することもあったため、集中力が低下して思うように成果を出せないこともあった。
この課題に対しては、自分が出やすい時間帯をメモにまとめて優先的にキープするなど、スケジュール調整の工夫を行った。結果、時差の影響を最小限に抑えつつ、必要な活動には確実に参加できるようになった。この経験を通じて、時間管理の重要性や、自分のパフォーマンスを最大化するための工夫の大切さを学んだ。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学前は、慣れた環境や人間関係を離れて、一人で新しい場所に飛び込むことに不安を感じるかもしれません。でも、その一歩を踏み出すことで、予想もしなかった出会いや学びが待っています。異文化や多様な価値観に触れることで、自分の視野や考え方が広がり、柔軟性や適応力も自然に身についていきます。勇気を持って挑戦すれば、新しい世界と自分自身の成長を同時に体験できるはずです!