ガーナ(アクラ)
Legal Aid Commission Ghana(法的支援事務所)でインターン活動を行いました。滞在は1番目のガーナ人ホストファミリー宅で、イギリス人4名、インド人1名、日本人3名の同世代の留学生計8名(男女)と共同生活。多国籍なメンバーに囲まれ、多様な視点で活発に議論を交わしました。
1. 法的支援と司法の現場(インターンシップ)
弁護士事務所、法務省、裁判所、国会、刑務所などを訪問しました。訪問した弁護士事務所では、驚くことに女性弁護士が8割を占めていました。事務所内で、子連れの女性と女性弁護士の口論が殴り合いにまで発展する場面に遭遇し、現地の強い気質と混沌とした日常に衝撃を受けました。裁判はすべて現地語で行われ、言語の壁を痛感。国会本会議では3時間の遅延に加え、議論の焦点が「新法資料のスペルミス修正」に終始していました。その場で、現地では優秀とされる議員が「この国は腐っている」と語り、深刻な政治不信を吐露する場面にも立ち会い、政治の現実を実感しました。一方、刑務所訪問では再犯率の極端な低さを知り、教育と更生プログラムの有効性を再確認しました。
2. 教育・人権ボランティア(Achievers Ghana)
Achievers Ghanaは、少女への教育に加え、親に対して「児童婚ではなく教育こそが貧困解決の鍵」と指導する団体です。ここで2回授業を行い、カンボジアでの経験を交えて「教育の重要性」を訴えました。活発な意見交換の中で、児童婚を経験した若い母親の「教育を受けられなかったことを後悔している」という言葉が、強く印象に残りました。教育の壁、制度への不信、情報の欠如があれば制度が機能しないことを痛感し、制度と現場をつなぐ調整力が不可欠だと思い至りました。
3. スラム街視察と歴史
最貧困地区James Townを視察しました。ギニア湾に面し、奴隷貿易の歴史が色濃く残るこの地区では、不良少年を更生させるためのボクシングジムが点在しており、過酷な環境下でも希望を見出そうとする地域の力を肌で感じました。