留学内容
福祉先進国のデンマークで、障害者と健常者が共に学ぶ学校に在学しながら、実際の福祉の現場で必要とされているデザインは何なのか学ぶ。学校内では障害者の方との寮生活や様々なアクティビティを通して、実践的に学び、現地の学生に対しては、デンマークの福祉環境に対する意識調査として、アンケート調査を行う。また、休日などを利用して、デンマークの街中でのフィールド調査を行い、街中にある点字ブロックやトイレについて調べる。さらに、現地の高齢者施設・障害者施設の視察を通して、最先端の福祉施設について学ぶ。

最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | 
福祉先進国のデンマークで、障害者と健常者が共に学ぶ学校に在学しながら、実際の福祉の現場で必要とされているデザインは何なのか学ぶ。学校内では障害者の方との寮生活や様々なアクティビティを通して、実践的に学び、現地の学生に対しては、デンマークの福祉環境に対する意識調査として、アンケート調査を行う。また、休日などを利用して、デンマークの街中でのフィールド調査を行い、街中にある点字ブロックやトイレについて調べる。さらに、現地の高齢者施設・障害者施設の視察を通して、最先端の福祉施設について学ぶ。
大学で専攻している建築学の中でも特にユニバーサルデザインに関心を持っていたため、この分野の先進国であるデンマークで、最先端のデザインを学びたいと思ったのがきっかけ。また、例えばトイレなど、日本でも発達している分野はあるのに、なぜ福祉環境全体としてはなかなか発展していかないのだろうと疑問に思っていたため、日本とデンマークでは福祉制度自体がどう違うのかについても学びたいと思ったから。
障害者の方との学校生活を通して、介護をする際にどういったところに配慮があれば介護する側もされる側も快適に過ごすことができるのかについて、実践的に学ぶことができた。また、フィールド調査を通して、街の雰囲気と調和する誰もが使いやすいデザインとは何かについて学んだ。さらに、福祉施設の視察を通して、利用者のための配慮だけではなくて、職員のためにはどのような配慮がなされているのかについて学んだ。
積極的自分の思いを伝える力
トビタテに応募すると決めてから、受け入れ先に許可を申請しましたが、メールでも面談でも、大学の教授の紹介であったにも関わらず何回も断られました。しかし、どうしてもその学校で勉強したかったので、なぜそこで勉強したいのか理由を考え、それを伝え続けた結果、最終的には受け入れてもらえました。そこで私は、自ら積極的に思いを伝えていくことの大切さを学びました。
今回の留学で学んだことを、今度は所属する大学の研究室でさらに内容を深めていきたい。そして最終的には、日本の公共空間や障害者施設・高齢者施設を誰もが使いやすい空間へと発展させていきたい。
2016年
8月~
2016年
9月
健常者と障害者が24時間生活を共にしながら学ぶという学校で、実際の福祉の現場で必要とされているデザインは何かについて、寮生活や授業、様々なアクティビティを通して実践的に学ぶ。学校では障害者の方のヘルパーとしての役割を果たしながら、学校生活を行っていく。休日などには街中でサイン計画やトイレについてのフィールド調査を行い、日本との違いは何か調べる。また、現地の障害者施設・高齢者施設の視察をし、最先端の施設事情について学ぶ。特に、介護職員に対する配慮はどのようになされているのかについて調査する。
| 学費:納入総額 - 円 | 
| 住居費:月額 - 円 | 
| 生活費:月額 - 円 | 
 
                  | 学費:納入総額 - 円 | 
| 住居費:月額 - 円 | 
| 生活費:月額 - 円 | 
日本発信プロジェクトとして、学校で寿司ワークショップを開催。予定していた定員40人はすぐに予約でいっぱいになり、日本に関心を持ってくれている人がこんなにもいるんだ!とびっくり。現地の学生と一緒に巻きずしを楽しく作り、食べました。みんなとても楽しんでくれたようで、次のワークショップはいつなの?という人もいました。寿司ワークショップは大盛況のうちに幕を閉じました。
 
                  私はデンマークに留学しましたが、デンマーク語が全く分からない状況で行ってしまいました。最初はかなり不安でしたが、現地の方のほとんどが英語を話すことができるし、授業も英語の通訳が入るので、コミュニケーションをとるのに特に困ったことはありませんでした。しか、ごくたまにデンマーク語しか話せない人もいました。そうした人たちと話をしたいと思ったときはどうしたかというと、とりあえず笑顔で、誰でもわかるような挨拶をデンマーク語でしてみる、ということです。そのあとの話がデンマーク語で上手くできなかったとしても、ジェスチャーや簡単な英語またはデンマーク語の単語を言うと何となくお互い理解できたりするものです。要はまず話しかける勇気が必要。言語の壁はどうにかなると、私は思います。